RPP広告の商品CPCの具体的な調整方法を徹底解説
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こちらの記事では、RPP広告の中でも商品CPCの活用方法について解説していきます!ROASが出やすい設定なので、うまく活用していきましょう。
Contents
RPP広告の商品別CPCとは?
商品別CPCとは、RPP広告に対象商品を登録することで、商品ごとにCPCを設定できるようにする機能です。
RPP広告は、「キャンペーンCPC(全商品)>商品CPC(登録商品のみ)>キーワードCPC(登録キーワードのみ)」の順番でより大きな範囲にCPCが設定されるため、商品別CPCを設定することで、より細かい調整が可能となります。
RPP広告の商品別CPCの活用方法とは?
商品ごとにCPCを設定することで、より詳細な調整を行い、RPP広告の効果を最大化することが目的です。
具体的な活用方法としては、色んなパターンが考えられますが、以下の3パターンがおすすめです。
- 注力商品に商品別CPCを設定する
- 全商品に商品別CPCを設定する
- 段階的に商品別CPCを設定する商品を増やす
上から順に手間が少ない方法となります。具体的な調整方法はこの後解説していきますが、まずは注力商品から取り組んでみると失敗も少ないので、特におすすめです。
RPP広告の商品別CPCの調整方法とは?
商品別CPCを設定するだけでは、効果は最大化できません。商品CPCの効果を最大化するには、商品ごとにCPCを調整する必要があります。ここでは、調整方法の考え方をお伝えします。すぐに実践できるので、ぜひ試してみてください。
【商品別CPCの調整方法】
- 調整の基準となるROAS、売上、広告予算を決める
- パフォーマンスレポートを確認する
- パフォーマンスレポートに基づき、商品別CPCを調整する
1.調整の基準となるROAS、売上、広告予算を決める
売上や広告予算は企業の状況に応じるため、各社の目標をベースに検討いただくのがよいかと思います。ここでは、基準となるROASの考え方をご紹介します。

基準ROAS=1/使っていい広告費率×100
で算出することができます。できれば商品別使用可能広告比率一覧を作成し、基準ROAS表を作成するとよいでしょう。
2.パフォーマンスレポートを確認する

まずは「パフォーマンスレポート>商品別>全商品レポートダウンロード」をクリックし、全商品の効果測定を確認しましょう。
【パフォーマンスレポート(イメージ)】

パフォーマンスレポートをダウンロードすると、上記のような表が表示されます。
ROASは「ROAS(合計720時間)」、「ROAS(合計12時間)」を確認してください。
3.パフォーマンスレポートに基づき、商品別CPCを調整する
「ROAS(合計720時間)」をベースに調整するケースを紹介します。
「ROAS(合計720時間)」と基準ROASを比較し、以下のパターンで調整します。
- 商品別CPC=現在の商品CPC×(ROAS(合計720時間)/基準ROAS)
- 商品別CPC=ROAS(合計720時間)>基準ROASのとき、差分に応じて、+30%など、比率ではなく徐々にCPCを引き上げる
- 商品別CPC=ROAS(合計720時間)<基準ROASのとき、差分に応じて、▲30%など、比率ではなく徐々にCPCを引き下げる
上記のように、現状の結果に合わせて小まめに調整していくことが重要です。ぜひ試してみてください。