【楽天市場】RPP広告の目安CPCを下げる方法
楽天市場
本記事では、弊社が保有する膨大なRPP広告の実施結果を用いて検証した結果を共有させていただきます。こちらの検証はあくまでも弊社で実施したものであり、その正確性を保証するものではない旨ご了承ください。こういう考え方もあるかもね、たしかにあってるかも、といった形で読んでいただけますと幸いです。
Contents
楽天市場の売上構成要素に基づく検索結果の考え方
RPP広告の目安CPCについて検証するにあたり、まずそもそもの楽天市場の売上構成要素について検討します。楽天市場の売上は上図の通り、以下で構成されています。
楽天市場の売上=楽天市場での流通額に対する手数料+楽天市場で利用されている広告費
楽天市場は自社の売上を最大化するために、できるだけ売上につながりやすい商品を検索結果上位に表示し、できるだけ広告費が使われるようRPP広告には、設定CPCとCTR、想定される売上のバランスで最も楽天市場の売上が高くなる商品が表示されると考えるのが妥当でしょう。
RPP広告の目安CPCの決まり方
前述の内容と一部重複しますが、楽天市場の売上を最大化するように楽天市場がロジックを組んでいると想定すると、目安CPCは以下のようなロジックに基づいて設定されていると考えるのが確からしいと考えられます。
【楽天市場のRPP広告経由での売上算出の数式】
楽天市場のRPP広告経由での売上=該当検索キーワードの検索ボリューム×RPP広告経由でのCTR×設定CPC+該当検索キーワードの検索ボリューム×RPP広告経由でのCTR×RPP広告経由でのCVR×楽天市場の手数料
【目安CPC算出の数式】
上記から数式を変形すると以下の通り。
同一キーワードに入稿している商品別に上記方程式の結果が存在しており、目安CPCはその結果を最大化するCPCなので、楽天市場のRPP広告経由での売上をMax(売上)の定数とすると、
目安CPC=Max(売上)/(該当検索キーワードの検索ボリューム×RPP広告経由でのCTR)ーRPP広告経由でのCVR×楽天市場の手数料
⇒つまり、目安CPCはCTRおよびCVRが高ければ高いほど低くなると想定されます。
RPP広告の目安CPCはどの数字によって定まるのか?
果たして、本当に目安CPCはCTRおよびCVRが高ければ高いほど低くなるのか?検証しました。
様々な企業のRPP広告結果を分析してみました。回帰分析の結果明らかに有意な指標は見つけられたわけではないのですが、CTRと逆相関の関係にあるように見えます。
CVRについては、あまり傾向が見られないので、筆者が深読みしてしまったかもしれません。
実際は今回想定したよりも多くの変数を基に目安CPCを算出している可能性が高いですが、示唆がある結果となったかと思います。
検証結果からわかる目安CPCの下げ方
結論「CTRを上げれば、目安CPCは下がる」ということになります。
考えられる対策としては以下です。ぜひ試してみてください!
- 競合と比較して価格を安くする
- 同一商品ページに複数SKUを設定して、最安値価格を低く見せる
- 検索結果一覧で見たときに目を引くように、他社と異なる要素をいれる
- 写真をきれいにする
- クーポンを設定する
- ポイントを設定する
- サムネイル画像にポイントやクーポンのアイコンをいれる
- 商品名に割引価格をいれる
- 4点以上のレビュー数を増やす
などなど、たくさんの施策が考えられます!できるだけ目安CPCを下げて効果的なRPP広告運用を目指しましょう!