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【楽天RPP広告】イベント時(お買い物マラソン・スーパーセール)の運用戦略完全ガイド|予算・CPC・ROAS最適化の秘訣

楽天市場

楽天に出店されている皆様、お買い物マラソンや楽天スーパーセールといった大型イベントは、売上を大きく伸ばす絶好のチャンスです。しかし、RPP広告の運用は通常時とは異なる繊細なチューニングが求められます。 この記事を読めば、あなたのRPP広告がイベントで最高のパフォーマンスを発揮するための具体的な手法が分かります。

なぜイベント時のRPP広告運用は特殊なのか?

楽天の大型イベント期間中は、ユーザーの購買意欲が高まり、広告のクリック数やコンバージョンが急増します。しかし、それと同時に広告費も高騰しやすく、適切なチューニングを怠ると費用対効果が悪化するリスクも伴います。 効率的に売上を最大化するためには、日々の細やかな確認と、データに基づいた迅速な判断が不可欠です。

確認頻度:イベント時は毎日チェックが鉄則!

普段の広告運用では週2〜3回の確認が推奨される場合もありますが、イベント期間中は毎日RPP広告の状況を確認することが非常に重要です。 特に、楽天の「5と0のつく日」がイベント期間中に重なるタイミングは、1日に3回から4回は確認するよう心がけましょう。この日はユーザーの購入行動が活発になるため、広告の効果も変動しやすい傾向にあります。

予算の確認と調整:通常時の1.5~2倍を想定せよ

イベント時のRPP広告予算は、通常時の1.5倍から2倍ほどの消化になることを想定して運用すると、成功するケースが多いです。

• 毎日チェックポイント: 予算が想定通りに消化されているか、あるいは消化が早すぎないかを毎日確認してください。予算の消化が速すぎる場合は、CPCの調整や商品・キーワードの見直しが必要です。

CPC(クリック単価)の最適化戦略:高騰を抑えつつ機会を最大化

イベント時のCPCは、通常時の1.2倍から1.3倍程度に設定するのが目安です。ただし、闇雲に引き上げるのではなく、以下のポイントを参考に調整しましょう。

• キーワードごとのCPC確認: 個別のキーワードで「目安CPC」を参考にしながら調整を進めることが推奨されます。特定のキーワードが高騰しすぎると、広告費全体を圧迫する可能性が高いため、詳細なチェックが必須です。

広告全体の平均CPC: デイリーで広告全体の平均CPCが高騰しすぎていないかを確認してください。イベント時以外ではあまりクリックされなかったキーワードが、イベントに入ると急激にクリックされ、全体CPCを引き上げるケースがあるため注意が必要です。

ROAS(費用対効果)の改善戦略:短期的な悪化と長期的な回復を見極める

イベント期間中はCPCを引き上げて設定するため、ROASが悪化する可能性が非常に高いです。

• 目標ROASに達しない商品・キーワードの判断: 目標値に達していない商品やキーワードは、迷わず停止する覚悟でチューニングを行うことが重要です。これを怠ると、ROASはどんどん悪化していく可能性があります

• 「5と0のつく日」まで我慢するケースも: ただし、難しい判断として、イベント期間中でも「5と0のつく日」にROASが回復する可能性があります。これは、楽天市場のRPP広告のアトリビューション期間(計測期間)が720時間(30日間)と長く設定されているためです。例えば、イベント開始直後に広告をクリックして商品を検討していたユーザーが、「5と0のつく日」に合わせて購入する、という行動パターンが一部見られるため、この日まで悪化を我慢する選択肢もあり得ます。

• 注意点:とはいえ、予算の消化が想定以上に進んでいる場合は、早期に停止することを推奨しています。消化スピードとROASのバランスを見極めることが重要です。

まとめ

楽天の大型イベントでRPP広告を成功させるためには、以下のポイントを徹底することが不可欠です。

  • 確認頻度:イベント時は毎日、5と0のつく日は1日3〜4回確認。
  • 予算:通常時の1.5〜2倍の消化を想定し、毎日確認。
  • CPC:通常時の1.2〜1.3倍を目安に、キーワード別
  • 全体平均を毎日チェック。
  • ROAS:悪化を覚悟し、目標値に達しないものは停止。ただし5と0のつく日の回復も考慮し、アトリビューション期間(720時間)を理解した上で判断。

これらの運用方針を実践することで、イベント期間中のRPP広告の費用対効果を最大化し、売上アップにつなげることができるでしょう。

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