Amazonのカート落ち防止策! 購入者がカート落ちしてしまう原因と対策方法とは?
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Amazon等のECサイトやECモールを運営していると必ず一回は耳にしたことがあるであろう「カート落ち」という言葉。「カート落ち」について正しく理解をし、対策ができているでしょうか。ユーザーが購入直前で離脱してしまっている状況なので、売上機会の損失という観点では必ず対策したいカート落ち。
そこで本稿ではAmazonにおける「カート落ち」の原因から対策方法まで徹底解説します。ぜひ記事を参考にしていただき、今日からカート落ち対策を実施いただければと思います。
Contents
Amazonの「カート落ち」とは?
Amazonで運用している皆様はさまざまな悩みを抱えていらっしゃると思います。
その悩みの一つが「カート落ち」ではないでしょうか。
今回はAmazonの「カート落ち」の発生!購入者が「カート落ち」させる原因と対策方法を説明させていただきます。
カート落ち
カート落ちとは購入者が商品をカートに入れたまま決済完了まで行わない事を指します。
または「カート価格」から外される場合です。
商品ページ内に新品で一番安い商品がカート価格として表示されるのですが、ここに表示されなくなることを「カート落ち」と呼ぶ事もあります。
Amazonで購入者が「カート落ち」にする訳とは?
ユーザーが「カート落ち」にする訳は何が挙げられるでしょうか。
原因として4つ挙げられます。
- 購入ミスで購入されていない
- 決算手続きの不具合
- 「ほしい物リスト」の代わりに使用している
- 検討中の商品
1. 購入ミスで購入されていない
ユーザーが購入したはずがうっかり購入していなかったというミスが起こる可能性があります。特に通販初心者や不慣れな人は購入したと本人は思っていても実は購入されていなかったということで「カート落ち」することが稀にあります。
2. 決算手続きの不具合
決算手続きの不具合の場合もカートに入れた後先に進むことが出来ません。
クレジットカードの期限切れなどが挙げられます。
この場合、ユーザーにカード期限切れなどに関しては更新手続きをしてもらうか別の支払い方法で購入してもらうかしかありません。
代引きに関しては販売側でも対策することが可能です。
代引きに制限をかけている場合、それを解除するという方法になります。
代引には一定のトラブルリスクもあるため、代金引換は制限をかけている出品者が存在します。
購入してもらう為にリスクを取るか、トラブルをなくす為に制限をするか選択していただく事になるかと思います。
3. 「ほしい物リスト」の代わりに使用している
Amazonには「ほしい物リスト」というお気に入り登録に似た機能があります。
この機能を知らない為、「ほしい物リスト」を使わずにカートに入れて好きなタイミングで購入したいと考えているユーザーが使用している事があります。
4. 検討中の商品
一つ目は購入する予定で決算画面まで進み、
決算画面の金額を見て注文確定まで進まなかった場合です。
検討段階から購入まであと一歩というところで悩んで購入まで至らない場合、高価格
帯や高額商品の可能性が高いと考えられます。
二つ目は購入するつもりでカートに入れて購入画面まで行ったが、送料の関係で迷った場合もカート落ちになる可能性があります。
商品価格が安く送料無料ラインにならずに、送料が発生し、その送料にネックを感じて購入を迷って見送った場合です。
価格の安い商品に多い「カート落ち」になります。
Amazonでの「カート落ち」をなくす対策
Amazonで自社の商品を「カート落ち」なくす為にはどう対策すればいいかご紹介いたします。
- 購入意欲が沸く商品ページに作り変える
- 価格を下げた新しいシリーズを作る
- Amazon配送に対応、あわせて無料配送を検討する
- 配送料を見直す
- 広告やメルマガなどで購入者に情報を伝える
1. 購入意欲が沸く商品ページに作り変える
商品検討中の場合、商品画像や文章を追加や変更してその商品がより魅力的に見えるように商品ページを改修します。
商品ページと共に「カート落ち」をしてしまう商品については商品を改良改善する余地があるかどうかを検討するのも良いでしょう。
2. 価格を下げた新しいシリーズを作る
価格を下げた新しいシリーズを作る。
価格が高く、商品購入を検討するも購入に至らない。
そういった場合にこの方法は有効的です。
化粧品に関してはこの方法で展開している企業が多いイメージがあります。
例えば資生堂の「クレ・ド・ポー ボーテ」というブランドはデパコスブランドで有名ですが、同じ資生堂が作った「アクアレーベル」というブランドは比較的手に取りやすく、中価格帯からコストパフォーマンスを重視したりする層を取り込む事が出来ます。
高価格帯商品を取り扱っている商品を中価格帯〜低価格のシリーズや商品の開発に乗り出すという施策を打っても良いかと思われます。
3. Amazon配送に対応、あわせて無料配送を検討する
Amazon配送とはAmazon内にある倉庫に商品を預け、その倉庫から配送するというものになります。
いわゆるFBAと呼ばれる「フルフィルメント by Amazon」というサービスです。
このFBAのサービスをうけるには「月額4,900円(税抜) + 販売手数料」が必要なるので注意が必要です。
ただ、Amazonプライム会員は配送料無料になり、送料がネックで購入をためらうことがなくなるというメリットがあります。
4. 配送料を見直す
配送料自体を安くして価格を見直すというのも効果的です。
①配送会社を見直して利用しているプランを変更する
こちらはなるべく安い配送業者に切り替えたりプランを見直す事で価格を抑える方法です。
②包装の仕様を変更する
業者などに梱包を任せているところは「簡易包装」などの包装に切り替えたりプランを変更します。
ただ、梱包に関してはコストカットしすぎると梱包の質が落ちてユーザーからのクレームがくるなどの要因になってしまう場合があるので注意が必要です。
5. 広告やメルマガなどで購入者に情報を伝える
「カート落ち」するユーザーの興味を長続きさせるためにメルマガや広告も有効な手段となります。時間が経つほど商品を忘れてしまい、購入してもらえる機会が減ってしまう為、メルマガや広告で継続的に露出を増やすのが得策です。
まとめ
Amazonの「カート落ち」の発生!
購入者が「カート落ち」させる原因と対策方法ということでご説明させていただきました。
対策をしっかりして「カート落ち」させない原因をつぶす事が大切です。
自社のカート落ちの原因と対応方法を正確に探すには、データ分析が有効ですので、合わせてこちらの記事も参考にしてください。