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【Amazon】スポンサーブランド広告運用時に見るべき指標

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Amazonで商品を出品されている皆様、こんにちは!
Amazonでのスポンサーブランド広告運用において、「広告費用が適切に使われているか」「どのように改善すれば費用対効果(ROAS)が向上するか」といった課題をお持ちではないでしょうか。

本記事では、スポンサーブランド広告を効率よく運用するために、必ず確認すべきレポートの種類と、そのレポートの中で特に注目すべき重要指標について、具体的なアクションプランと合わせて詳しく解説します。
これらのレポートと指標を理解し、定期的にチェックすることで、貴社のスポンサーブランド広告運用を最適化し、売上拡大に繋げることができます。

スポンサーブランド広告における必ず見るべきレポート項目

Amazonの広告運用では、様々な種類のレポートが出力可能ですが、スポンサーブランド広告の運用時に必ず見ておくべきレポートは2種類あります。

キャンペーンのレポート

まず最初に確認すべきなのが、キャンペーンのレポートです。
このレポートの目的は、キャンペーン別での費用対効果(ROAS)を確認することにあります。

  • 確認事項: どのキャンペーンが効率よく運用できているか、その逆にどのキャンペーンがあまり効率よく運用できていないかを把握します
  • アクション: 効率が悪化しているものについては、要因を特定する流れに入り、その後、チューニング(調整)を行うか、あるいは停止するかを検討します

検索のレポート

キャンペーンのレポートで悪化しているものを発見した場合、その要因を特定するため、検索のレポートを確認します。
このレポートを見ると、ユーザーがどういうキーワードで検索をして、その広告をクリックしたかという情報を把握できます。
これにより、キーワード別での費用対効果を確認することができます。

  • アクション: キーワード別の費用対効果に基づき、CPC(入札単価)を強化するのか、それとも引き下げを行うか、または除外設定をしていくのかを検討します

スポンサーブランド広告におけるレポートの中で見るべき指標

次に、上記で確認したレポートの中で、特に重要視すべき指標について解説します。
必ず確認すべき指標は以下の3つです。

必ず確認すべき基本指標

  • 広告の消化額
  • 広告の売上額
  • ROAS

ROASだけではなく、消化額と売上額を同時に確認することで、その広告がどのくらいの割合を占めているのか、ボリューム感も把握できます。これら3点を確認した上で、ROASを改善していくというアクションに移る必要があります。

ROASを改善していくためには、ROASに直接紐づく以下の2つの指標を深掘りして確認する必要があります。

ROAS改善に直接紐づく2つの指標

  • CVR(転換率)
  • CPC(クリック単価)

ROASは基本的に、上記2つの指標で成り立っていると言っても過言ではありません。
CVRが低いのか、あるいはCPCが高すぎるのか、このどちらが問題となっているかを見ていくことで、ROASをどのように改善していくかという具体的な施策に役立てることができます。

スポンサーブランド広告特有の指標

最後に、スポンサーブランド広告を運用している場合にのみ確認できる重要な指標があります。

  • 新規顧客の注文
  • 新規顧客からの売上額

スポンサーブランド広告の運用目的にもよりますが、この指標を見ることで、新規顧客をきちんと獲得できているかどうかをチェックすることができます。

まとめ

スポンサーブランド広告の運用を成功させる鍵は、キャンペーン別の費用対効果と、その内訳であるキーワード別の費用対効果を正確に把握することにあります。

そして、消化額、売上額、ROASという基本的な指標に加え、ROASを左右するCVRとCPC、さらに新規顧客の獲得状況を示す指標を活用することで、継続的な運用改善を目指しましょう。

これらの指標に基づいた分析とチューニングにより、貴社のAmazonスポンサーブランド広告の効率は確実に向上するでしょう。