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【楽天市場】RPP広告の自動最適化について徹底解説! – 2025年11月更新

RPP広告

RPP自動最適化機能とは?

RPP広告の自動最適化機能とは?詳細に解説

RPP広告の自動最適化機能は2025年7月14日にリリースされましたが、どのような機能がリリースされるのか解説していきます。
※本機能は2025年11月より楽天市場に出店している全店舗を対象に適用されました。RPP広告を運用されている店舗様は必読の内容となっています。

RPP広告自動最適化機能①ー予算配分/適用CPCの仕様変更

これまでは設定CPCに基づいて一律の配信がされてきましたが、リリース後は広告掲載面/日時/人などに応じて予算配分やCPCを最適化されていきます。
楽天の持つデータとAIを活用し、RPPトータルのコンバージョン数やROASの改善が図られていくとのことです。

RPP広告自動最適化機能②ーキャンペーンの項目追加(配信タイプ:自動最適化)

新たに「配信タイプ」という概念が生まれます。これまでの配信方法が「手動」、新たな配信方法が「自動最適化(推奨)」という形で表示されます。

項目自動最適化機能リリース前自動最適化機能リリース後
配信タイプ手動自動最適化(推奨)

RPP広告自動最適化機能③ークリック単価の仕様変更(名称/単価/請求) 

今回、RPP広告の自動最適化機能リリースに伴って、クリック単価の名称、単価、および請求の仕様について変更が発生します。
ここが最大のポイントです!
これまでは設定したCPCが固定となり、配信されていましたが、自動最適化配信リリース後は上限クリック単価を設定する方法に変更されます。

項目自動最適化機能リリース前自動最適化機能リリース後
設定CPC固定クリック単価(CPC)上限クリック単価(CPC)
最低入札クリック単価(CPC)
(キャンペーン/商品)
10円10円
上限クリック単価(CPC)
(キャンペーン/商品)
20円~
請求されるCPC設定CPC(固定単価)と同額
例:10円~
上限CPCまでの反映
例:10円~20円

RPP広告自動最適化のリリースにより起きる変化

今まではCPC10円と設定したら、CPC10円で配信され、請求されていまし。しかし、これからは上限CPCを20円と設定したら、10~20円の幅で楽天市場側で最適なCPCで配信されるようになります請求されるCPCも10~20円の間で実際に配信された単価で配信されます。

自動で調整をされるためため、これまでよりは配信調整の手間が減少します。
しかし、成果が上がりやすい商品については上限CPCを引き上げたり、逆に売上につながらない商品の上限CPCを抑えるといった調整は今後も必要になると考えられます。

また、現時点ではキーワードCPCには影響がないため、引き続き自身での調整が必要です。

RPP広告の自動最適化の最新情報(2025年11月)

2025年11月より楽天市場に出店している全店舗を対象に、RPP広告は商品CPC自動最適化へ完全移行しました。
自動最適化に伴っての広告調整などが未対応の店舗様は、今一度RMSからRPP広告の調整を行いましょう。

RPP広告自動最適化リリース後の検証結果

2025年7月14日に楽天市場のRPP広告自動最適化機能がリリースされました。実際にどのような影響が出ているのか、2週間で検証を行ったので、その結果を共有します!

弊社では、ECコンサルティングや運営代行、RPP自動調整システム「ECPRO」を提供しています。
そのため、この機能変更にいち早く対応し、その仕様を正確に把握する必要がありました。
本検証では、検証結果から今後のRPP広告運用に必要なアクションを詳細に解説します。

本検証の背景と前提

背景:

  • RPP自動最適化機能が2025年7月14日にリリース。キャンペーン・商品CPCが一律CPCから上限CPC設定による自動調整に変更。
  • 弊社はECに関するサービスを提供しており、新機能の仕様を把握する必要があったこと。
  • 売上に影響があると考えられるため、楽天市場出店者への正確な情報共有と対応周知が重要であること。

前提:

  • 対象期間: 2025年7月20日〜24日。
  • 検証方法: 「商品CPC – CPC実績」の差分と、その他の項目との相関関係を調査。
  • 対象データ: 商品別実績からキーワード実績を除いたもの。
  • 対象商品: 検証期間中に商品CPCの変更がされていない商品を抽出。
  • 対象データ数: 71商品のサンプル。

本検証の結果:CTRの重要性

検証では、「商品CPC – CPC実績」の差分と、CTR(クリック率)、売上金額、売上件数、ROAS(広告費用対効果)といった主要指標との相関関係を調査しました。数価が低いほど、上限CPCからの乖離が大きCPCが低く設定されていることを示します

これらの指標全てにおいて相関関係が見られましたが、外れ値を除去した分析では、CTRと売上金額に一定の相関があることが示唆されました。さらに、過去データからCTRの方がより精度が高いと判断。CTRを軸に分析を進めました。

本検証の結果:CTRの閾値

注目すべきは、CTRがどの程度であれば上限CPCに対しマイナスされるかという点です。
検証の結果、CTRが0.5%が一つの基準となっている可能性が高いことが分かりました。

  • CTRが0.5%を超える場合、ほとんどが上限CPCで入札されていることを確認しました。

この0.5%という閾値は、RPP自動最適化機能におけるCPCの自動調整において、極めて重要な意味を持ちますが、データサンプルがまだ不十分なため、異なるケースも十分に考えられます。

RPP広告自動最適化リリース後の検証からの示唆とアクション

今回の検証結果から、これまでのROASとCPCの関係性に加えて、上限CPCとCPC実績の差分を考慮した対策が不可欠であることが明らかになりました。運用はより複雑な構造になったものの、根本的な考え方は変わらないため、落ち着いて対応していくことが重要です。

必要となるアクション:

  1. まずは現状把握:
    • 商品のROASが想定している数値に対して高いか低いかを確認します。
    • CPCが上限CPCより高いか低いか(つまり、上限CPCで入札されているか、自動調整で下げられているか)を確認します。
  2. 状況に応じた設定CPC調整・改善:
    • ROASが想定値より高く、CPC実績が上限CPCで出ている場合: 上限CPCを引き上げます。
    • ROASが想定値より低く、CPC実績が上限CPCで出ている場合: 上限CPCを引き下げます。
    • ROASが想定値より高く、CPC実績が上限CPCで出ていない場合: サムネイルなど検索結果一覧に表示される内容を改善し、CTRの向上を目指します。
    • ROASが想定値より低く、CPC実績が上限CPCで出ていない場合: 上限CPCを引き下げるとともに、サムネイルなど表示内容を改善します。
  3. CTR・CVR改善に向けた具体的な対策:
    • ROASが高いがCTRが低い(0.5%以下?)場合: サムネイルなど、検索結果一覧に表示される内容を改善することでCTRを改善します。このケースは、表示回数増加の限界につながるため、最重要の対策優先度となります
    • ROASが低いがCTRが高い(0.5%以上?)場合: 商品ページ自体を改善することでCVR(購入率)を改善します。

今後、設定している上限CPCとCPC実績の差分の検証を継続的に行う必要があります。ROASの想定値に対する調整の重要性は変わりませんが、今後は上限CPCとCPC実績の差分を考慮した、よりきめ細やかな運用が求められます。

まとめ

RPP自動最適化機能の概要から実際に運用されてからの挙動についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?自動最適化機能のリリースからしばらく経った2025年9月23日時点では、多くの場合広告消化額が増加するばかりで売上アップにつながっていないという声が聞こえてきております。ECCへのクレームも入ってしまっているという風の噂も流れてきておりますので、11月以降どうなるのかはわかりませんが、引き続き注視していきましょう。

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