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【楽天市場】売上アップに直結するTDA広告の基本と最適な配信戦略

RPP広告

楽天で商品を出品されている皆様、こんにちは!
本記事では、楽天市場におけるTDA広告の基本的な活用方法と、売上アップに直結させるための具体的な配信戦略、タイミング、そして遷移先の選び方について解説します。
TDA広告を効率的に活用し、費用対効果を高めたいと考えている楽天担当者様にとって、購入意欲の高いユーザー層へ効率的にアプローチするためのヒントを提供いたしますので、是非最後までご覧ください。

TDA広告の基本的な考え方

TDA広告とは何か

TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)とは、楽天市場内のユーザーにターゲティングを行い、広告を配信する仕組みです。

この広告の大きなメリットは、購入につながりやすい(購入意欲が非常に高い)ユーザーをセグメントに切り分け、重点的に配信できる点にあります。効率的な広告運用を実現するためには、この特性を最大限に活かすことが求められます。

配信効果を最大化する考え方

配信効果を最大化するための大前提として重要なのは、「どのようなセグメントの人たちが購入に直結するのか」を見極めることです。
購入に直結する可能性が高い層から優先的に露出を増やしていく、という考え方がTDA広告運用の基本となります。

TDA広告における、売上アップの配信戦略

売上アップにつながるTDA広告の運用は、「誰に配信するか(セグメント)」「いつ配信するか(タイミング)」「どこに誘導するか(遷移先)」の3つの要素によって決定されます。

ターゲットセグメントの切り方

TDA広告では、購入意欲が高いと予想されるユーザー層から順に、以下の4つのステップでセグメントを広げていく方法が推奨されます。

ステップ1ー過去、自社の商品を購入したことがある人

基本的にメルマガやLINE等での配信も可能ですが、TDA広告では「自社店舗での購入履歴あり」というセグメントを切ることで、既存顧客への配信が可能になります。

ステップ2ー自社商品の閲覧履歴がある人

過去に購入はしていないものの、自社の商品ページを閲覧したことがあるユーザーです。
感覚的にも購入者に次いで近いユーザー層と判断できます。
ステップ1と2は、いわゆるリターゲティング(リマケ)と呼ばれる領域にあたります。

ステップ3ー自社の属するジャンルを閲覧しているユーザー

自社がメインで扱っている商品ジャンルを閲覧しているユーザーに対してセグメントを切って配信する方法です。

新規の興味関心が高そうなユーザー

過去の購入者、閲覧者、ジャンル利用者といった層から少し離れますが、徐々に配信の幅を広げ、新規の興味・関心が高いユーザー層を狙います。

売上を伸ばす配信のタイミング戦略

配信のタイミングは、楽天市場のイベントを軸に考えるのが基本的な戦略です。
買い物マラソンスーパーセールといった中型・大型のイベントを中心に据えてタイミングを調整することで、効果を最大化できます。

具体的なタイミングは「事前」「期間中」「事後」の3つに分けて考えます。

事前(イベント開始1週間前など)

セールやイベントが始まる週間前あたりから、徐々に配信量を増やしてアプローチを開始します。
イベントに合わせて「これを買おう」と考えている見込み客にアプローチすることを目的とします。

期間中(セール・イベント実施期間)

スーパーセールや買い回り期間中は、ユーザーの購入意欲が最も高まるタイミングです。
この期間に広告費を集中して投下することで、費用対効果(ROI)が上がりやすくなります。

事後(イベント終了後)

父の日や母の日といったスポットイベントが終わった後でも、買い回りをするユーザーは存在します。イベント終了後のユーザーを取りに行く戦略として、このタイミングで配信量を少し増やすことも効果が出やすい方法です。

遷移先(ランディングページ)の最適化

広告をクリックした後の遷移先ページの設定も、成果に大きく影響します。遷移先には、トップページ、カテゴリーページ、イベントページ、商品ページなど様々な選択肢があります。

コンバージョン重視の場合:商品ページへの誘導

その場でのコンバージョン(購入)を最優先にする場合、商品ページに直接飛ばすのが基本的な考え方です。直接購入できるため、余計なページ離脱を防ぐことができます。

幅広い商品認知を目的とする場合:特設ページなどへの誘導

特定の商品を売りたいという意図がない場合や、幅広い商品群を見せたい場合は、イベントページや特設ページを作成し、様々な商品を満遍なく見せるような誘導方法も有効です。

遷移先の決定は、企業様の考え方や商品構成に応じて出し分けをすることが重要です。

終わりに

楽天市場のTDA広告は、適切なセグメント設定、イベントに合わせたタイミング調整、そして目的に応じた遷移先設定を行うことで、売上アップに直結する非常に強力なツールとなります。

本記事で解説した配信の考え方を活かし、貴社の売上拡大に繋げていただければ幸いです。