楽天スーパーDEAL(ディール)とは?活用方法を徹底解説!
楽天市場
楽天スーパーDEALとは何なのか?大量のポイント還元って店舗側にメリットがあるのか?
実際に活用する場合どのような実施方法がいいのか?具体的な申し込み方法はなに?
といった疑問に答えていきます。
記事を読み終わるころには、スーパーDEALって結局こういうものか!タイミングをみて実施してみよう!
といったところまで理解が進むでしょう。
Contents
楽天スーパーDEAL(ディール)とは?
楽天スーパーDEALとは、選定された対象商品における購入金額の一部を高い還元率でポイントバックする楽天市場のサービスです。
通常のポイントとは違い、検索結果にDEALの対象商品であることが表示される点が特徴です。
全ての楽天会員がエントリーなしで利用可能です。
楽天スーパーDEAL(ディール)実施のメリット
楽天スーパーDEALには大きく分けると3つのメリットがあります。
①ポイントバックによる価格訴求
②検索導線が増える
③商品ページにスーパーDEALのロゴが表示される
①ポイントバックによる価格訴求
「楽天スーパーDEAL」は単純な現金値引きを行わずに、ポイントのキャシュバックで価格訴求をすることができます。
どうしても、卸を行っているために価格を簡単には下げられないメーカーや、
逆にメーカーの規制などで価格を下げることができない卸企業のショップ様への対策として考えられた企画です。
②検索導線が増える
検索画面に楽天スーパーDEAL対象商品として表示されることで、ポイント高還元商品だということが消費者に伝わります。
また、楽天スーパーDEALには専用の検索ページがあります。この検索ページ経由だと楽天スーパーDEALの対象商品のみが表示されるため、通常よりも競合が少ない状態で商品が掲載されます。結果として、アクセス数が増え、転換率も向上する傾向にあります。
③商品ページにスーパーDEALのロゴが表示される
楽天スーパーDEALで商品登録されている商品には「スーパーDEAL」アイコンと「対象期間」が表示されるため、商品ページでユーザーが買い物かごに入れることを後押しする要素になります。楽天スーパーDEALは、24時間タイムセールとしても毎日更新されるため、販売期間を戦略的に設定することでユーザーの購買意欲を煽るなど様々な商品の売り出し方を工夫して実施することができるのです。
楽天スーパーDEAL(ディール)で注意すべき発生費用
楽天スーパーDEALでは通常のポイントとは違い、DEALの場合は最低でも15%ポイントバック以上の還元率が必要となります。
また、【DEAL経由で売れた金額の10%を成果報酬として広告費用の支払いが発生する】ということはしっかり押さえておく必要があります。
【支払い料金例】
仮に1万円(税込、送料込)の商品を30%ポイントバックの設定をして販売した場合、以下の広告費用が発生します。
- 店舗負担ユーザー還元ポイント:10,000円×30%=3,000円
- 広告費用:10,000円×10%=1,000円
⇒合計:4,000円
※通常支払うポイント還元1%分とその他手数料も発生
コストとしては軽視できないレベルなので、正確に把握しておきましょう。
楽天スーパーDEAL(ディール)に向いている商品とは?
例えば、型番商品を中心に仕入れ販売する店舗様の場合、すでに価格競争が厳しく、3割以上の経費を割いた上に、さらに利益を確保することは相当ハードルが高いと言えます。
一方、製造直売で利益が十分確保できる商品であれば利用してみる価値はあると思います。
あらゆる媒体で多くの消費者に商品をアピールできることは商品のブランド力を高める上で非常に魅力的です。
楽天スーパーDEAL(ディール)の種類
では次に楽天スーパーDEALの種類について解説をしていきます。
特殊なものを除くと、大きく分けて以下三つの掲載方法があります。
①DEALサーチ
②24時間限定枠
③DEALタイアップ枠
①DEALサーチ
店舗側のご自由なスケジュールで実施可能です。
掲載面としては、楽天市場の検索結果で、「スーパーDEAL」というアイコンが付いた状態で表示されます。
最短でエントリーの翌日から開催可能です。
基本的には無制限に商品登録が可能となります。
②24時間限定枠
こちらの枠は毎日日替わりで楽天市場のトップページに導線が引かれている掲載枠となります。
アクセスが一日で2,000以上は期待できるとても良い広告枠となります。
開催の約2週間前までにエントリーした商品について、楽天による審査の上、掲載可否を確認できるようになります。
エントリー自体は複数商品可能となりますが、掲載自体は単一の商品ページURLのみの掲載となります。
③DEALタイアップ枠
こちらは二週間掲載の広告枠となります。
ただし、露出が大きくなる期間は掲載初日24時間となるので、後半日程になるにつれて露出が弱くなっていく傾向にあります。
開催の約2週間前までにエントリーした商品について、楽天による審査の上、掲載可否を確認できるようになります。
こちらの枠は店舗の商品を複数掲載することが可能です。(15商品以上が目安)
楽天スーパーDEAL(ディール)へのエントリー方法
では次にエントリー方法について説明します。
基本的にはどの種類でもRMSからエントリーする形になります。
①楽天スーパーDEALの企画一覧画面を開く
②新規エントリー
③エントリー企画を選択する
①楽天スーパーDEALの企画一覧画面を開く
商品管理トップの[楽天スーパーDEAL]をクリックします。
②新規エントリー
エントリー企画一覧の[新規エントリー]をクリックします。
③エントリー企画を選択する
掲載希望イベントを選択してください。
- 登録内容を確認し、エントリーする
- エントリー内容を確認してください。
- 問題ない場合は「エントリー」をクリックします。
エントリー完了画面に遷移したらエントリーは完了です。
楽天スーパーDEAL(ディール)のエントリー時の注意点
以下の内容でエントリーをすると掲載不可となりますので、しっかり内容を確認しておきましょう。
- 同一商品を同時期に重複エントリーする事(コピーページでエントリーした場合も重複扱い)
- 商品審査合格後に商品の価格を変更する事
- スーパーDEAL開催期間に関わらず、商品名に「スーパーDEAL」、「%ポイントバック」と記載する事
- スーパーDEAL開催期間外に、PC用キャッチコピー・PC用商品説明文・スマートフォン用商品説明文、PC用販売説明文に「スーパーDEAL」、「%ポイントバック」と記載する事
- 掲載終了直後に大幅な値引きを行う事
- エントリー後に商品ページを削除して、作成し直す事
また、以下の商品は商品審査にて不合格となりますのでご注意ください。
- 商品価格が20円未満の商品
- 中古商品
- 通常販売かご以外の商品(予約販売かご、定期購入・頒布会かごなど)
そのほか、以下3点についても注意しておきましょう。
- コストと利益率をしっかりと計算する
広告掲載料とポイント原資に加えて、通常かかる販売手数料や決済手数料も必要です。
「商品は売れたのに利益が上がらない」という状況は避けましょう。 - 広告掲載枠にはキャンペーン2週間前までのエントリーが必要
広告掲載には審査に加えて、原稿入稿や原稿審査が必要なため、キャンペーン開催の約2週間前までのエントリーが求められます。
商品数が多いと入稿作業にも時間を要するため、余裕を持ってエントリーしましょう。
楽天スーパーDEAL(ディール)の活用方法
①転換率の見込めるイベント期間に設定し、訴求力を高める
②RMSのデータ分析を利用して効果測定を行う
③楽天スーパーDEALの効果について長期的な視点で考える
①転換率の見込めるイベント期間に設定し、訴求力を高める
楽天スーパーDEALでは掲載期間を設定できるため、『通常よりも転換率の見込めるイベント期間に設定』することで、戦略的に訴求力を高めることができます。
購買意欲が高いユーザーが集まる、以下のイベントに合わせて掲載期間を設定することで、高い転換率が見込めます。
- お買い物マラソン
概要:ショップ買いまわりでポイント倍率が増えるイベント
期間:12月を除く毎月、1~2回開催 - 楽天スーパーSALE
概要:ショップ買いまわりでポイント倍率が増えるイベント
期間:3月・6月・9月・12月の年4回、いずれも4日~11日に開催 - 5と0のつく日
概要:ポイントが5倍になるイベント
期間:毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日に開催 - 楽天ワンダフルデー
概要:ポイントが2倍または3倍になるイベント
期間:毎月1日に開催 - ご愛顧感謝デー
概要:ゴールド会員以上限定で、会員ランクに応じてポイントが2~4倍になるイベント
期間:毎月18日に開催
スーパーDEALを利用するユーザーは、楽天市場でお得にお買い物をすることへの関心が強いため、上記のように戦略的に掲載期間を設定するのがお勧めです。
楽天のイベントについては、下記記事を参考にしてください。
②RMSのデータ分析を利用して効果測定を行う
楽天スーパーDEALの各データは、RMSの分析ツールである「データ分析」から確認できます。
売上金額や件数をはじめ、アクセス人数や転換率、新規・リピート別での購入者数など、さまざまなデータが確認可能です。
「アクセス人数が悪い場合はポイント還元率を引き上げる」「転換率が悪い場合は掲載期間をイベントに合わせる」など、効果測定結果に合わせて改善案を検討しましょう。
なお楽天スーパーDEALの各データは、以下の手順で確認できます。
▼RMSで楽天スーパーDEALの各データを確認する方法
1.RMSの左メニュー「データ分析」から「データダウンロード」をクリックします。
2.データ種類で「店舗データ」を選択し、期間選択をしたら、「CSVダウンロード」ボタンをクリックします。
3.CSVファイルがダウンロードされるため、開くと楽天スーパーDEALの効果測定ができます。
③楽天スーパーDEALの効果について長期的な視点で考える
楽天スーパーDEALは負担する金額の大きさが1つのネックですが、利益率だけで考えるのではなく、少し視野を広げてメリットについて考えることが重要となります。
例えば、スーパーDEALを通じてお得なショップとして認識してもらえることで、購買意欲が高い優良顧客を獲得できる点に注目してみましょう。
スーパーDEAL経由で商品を購入してもらえるとユーザーのメールアドレスや属性といった情報が手に入るため、「メールマガジンを配信する」「ターゲティングの参考にする」など、今後につながる戦略も展開できます。
このように楽天スーパーDEALのメリットは商品販売に留まらないため、目的(販売か集客か)を明確にして長期的・戦略的に運用しましょう。
楽天スーパーDEAL(ディール)におすすめな人・商品
楽天スーパーDEALはどんな人・商品がおすすめ?
1.楽天スーパーDEALがおすすめな人
- 商品の露出・販売力を強化したい
- 購買意欲が高い優良顧客を集めたい
- 完全成果報酬型で無駄のない集客を行いたい
- 商品価格を保ったままポイント扱いで値引きしたい
2.楽天スーパーDEALがおすすめな商品
- 通常販売が難しい滞留在庫品
- 利益率を確保しやすい自社商品
- アクセスを集めづらいニッチな商品
- ポイントの多さが伝わりやすい高単価商品
- ブランドイメージを保ちつつオトクに販売できるブランド品
終わりに
今回は楽天スーパーDEALについて詳しく解説をしてきました。
弊社では楽天の運営代行等も行っておりますので、気になる方は以下フォームよりお問い合わせ頂ければと思います。