楽天市場のRPP広告のキャンペーン設定について徹底解説！

楽天市場で店舗を運営していくうえで、RPP広告は最重要といっても過言ではありません。この記事ではその中でも基本であるキャンペーン設定について説明いたします。この記事を読んでいただければRPP広告のキャンペーン設定について、しっかりと理解していただけるでしょう。

以下の記事では、そもそもRPP広告とは？というところから解説していますので、RPP広告そのものやRPP広告運用の全体像を知りたい方は読んでみてください。

RPP広告とは？特徴や設定の考え方、運用のコツ、注意点まで解説

動画でも解説しておりますのでさくっと確認したいという方はぜひこちらからご視聴ください！

楽天市場のRPP広告のキャンペーン設定の方法

RPP広告のキャンペーン設定は、以下の流れで行います。

①RPP画面の表示
②キャンペーン用の設定を行う

①RPP画面の表示

RPP広告の設定はRMSの左メニューより、「広告・アフィリエイト・楽天大学」から「1 広告（プロモーションメニュー）」に進みます。

検索連動型広告（RPP）を選択します。

RPPの画面に遷移します。

②キャンペーン用の設定を行う

「キャンペーン」タブをクリックします。

「新規登録」をクリックします。

キャンペーン設定に関する内容を入力していきます。

・キャンペーン名：内部管理用の名前です。設定する商品名や設定した日付などを入れましょう。
・ステータス：すぐ始める場合は「有効」にチェックをいれてください。設定後に随時変更可能です。
・継続月予算：ここに入力した金額は今月以降も継続的に適用されます。随時変更可能ですので最初は少額を設定しておき、予算に応じて金額を上げていくのが良いでしょう。ただし全額消化してしまうと広告が停止し、再開するまで数時間かかります。
・1クリックあたりの入札単価：1クリック当たりの単価を入力してください。最低10円から設定ができます。CPCは先ずは最低金額で設定し、広告が表示されるか確認しましょう。表示される枠数が決まっています（PCの場合は3商品、スマートフォンの場合は5商品）ので他社がすでに自社の設定金額以上で表示枠数分が登録されている場合は表示されません。
・ランク別入札最適化：2024年1月に追加された項目です。従来のRPP広告では全ランクのユーザーに対して同じ価格で入札していましたが、ユーザーのランクに応じて、入札価格を自動で最適化する機能が追加されました。高ランクユーザーの入札単価を＋25%以内で調整し、低ランクユーザーの入札単価を－80%以内で調整します。

設定方法

RMSの「広告・アフィリエイト・楽天大学＞1.広告（プロモーションメニュー）＞検索連動型広告（RPP）」の「キャンペーン」タブから、キャンペーン単位でランク別入札最適化機能の利用を設定することができます。
「ランク別入札最適化」の欄を「有効」にすると、ランク別の入札最適化機能が全ての登録商品・キーワードの入札に適用されます。

RMSより

楽天市場のRPP広告のキャンペーン設定時の注意点

RPP広告のキャンペーン設定を行う際に、注意すべき点があります。

①RPP広告の対象商品
②広告の表示確認
③予算の設定金額

①RPP広告の対象商品

RPP広告では設定すると登録している「全商品」が対象となります。（在庫切れの商品は表示されません）対象にしたくない商品がある場合は「除外商品」を登録します。除外商品登録を行った後に登録した商品、倉庫にあった商品を表示させた場合も広告対象となります。対象にしたくない場合は追加で除外登録をする必要があります。「商品」を指定して、「キーワード」を設定した商品以外も広告対象となります。つまり最初CPC10円で設定した広告と商品指定でキーワードを設定した広告の2段階で広告を設定していることになります。繰り返しになりますが、除外登録をしていない商品は全て対象となりますのでご注意ください。

②広告の表示確認

当然ですが他社が常に同じ価格、同じ商品で運用しているわけではありませんので、日々確認が必要です。レポートは翌日以降でしか確認できず、また何番目に表示されているか、PC・スマートフォンそれぞれで表示されているかなどはレポートでは確認できませんので、実際の表示を目で見て確認する必要があります。スマートフォンの場合、PCよりも2枠表示が多いのでPCで表示されていなくてもスマートフォンでは表示されている場合がありますので必ずスマートフォンで表示されているか確認しましょう。

③予算の設定金額

「継続月予算」を少なめに設定している場合は途中で消化してしまう可能性がありますので注意が必要です。常に設定している予算を把握しておくようにしましょう。

まとめ

RPP広告のキャンペーン設定について説明してきました。 RPP広告は商品ごと、キーワードごとに細かく設定可能ですが、まずは基礎となるキャンペーン設定について理解してRPP広告を上手に運用していきましょう！