RPP広告運用の成功事例について徹底解説
楽天市場
本記事ではRPP広告運用の成功事例について解説していきます。RPP広告の設定方法は何となくわかったけど、イマイチ成果を出す方法がわからないんだよなーという方向けの記事となっております。
弊社でご支援させていただいた実績に基づく内容なので、過去成果を出すことができた施策です。
ぜひ参考にしてみてください。
Contents
RPP広告で成果を出すための3箇条
RPP広告の成功事例について紹介していきますが、成功事例の前にRPP広告で成果を出すための基本動作の確認をしていきます。
- RPP広告の目安CPCのロジックを正しく理解する
- RPP広告のパフォーマンスレポートを毎日確認して調整する
- 登録しているキーワードのチューニングを定期的に実施する
RPP広告の目安CPCのロジックを正しく理解する
RPP広告のキーワード設定には検索結果に表示される目安となるCPCの「目安CPC」が存在します。
基本的に目安CPCに合わせにいくわけですが、目安CPCは以下の要素に大きく左右されます。
- 該当キーワード検索時の該当商品のCTR
- 該当キーワード検索時の該当商品の売上(CVRと単価)
理由は簡単で、楽天市場の売上が最大化されるロジックとなっているからです。
RPP広告はクリック課金広告なので、クリック回数が最大化され、かつ楽天市場には売上に対する手数料が収入として入るので、売上が最大化できるように検索結果がコントロールされている、ということです。このルールを頭に入れておいてください。
RPP広告のパフォーマンスレポートを毎日確認して調整する
パフォーマンスレポートを毎日確認してください!
毎日確認することで見えてくるものがあります。日々調整していると目安CPCなどのちょっとした違いにも気づくようになるものです。毎日少しでも調整しましょう。
登録しているキーワードのチューニングを定期的に実施する
同じキーワードで調整を続けるだけでは、成果につながりにくいです。効果につながらないキーワードの除外や新たなキーワードの追加は定期的に行っていきましょう。多くても週次ぐらいの頻度で更新するイメージです。ただ週次ではイベント期間などにより成果にブレが出てしまうので、月次ぐらいの更新がおすすめです。
RPP広告の効果改善の基本動作がわかったところで、RPP広告の成功事例について解説していきます。
実際に成果をかなりの確率で出せたアクションを解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
- サムネイルに徹底的にこだわることで目安CPCを削減する
- RPP広告のキーワードに指名キーワードを追加する
- RPP広告でミドル・スモールキーワードを狙う
サムネイルに徹底的にこだわることで目安CPCを削減する
まずは目安CPCを下げる土台をつくることで目安CPCを下げることができた事例です。
サムネイルに工夫し、CTRを2倍以上に引き上げました。結果として、目安CPCは半額に下がりました。
【サムネイル作成のポイント】
- 写真背景にする
- 商品の機能がわかる
- ランキングなどによる権威付け
- クーポンやポイントのお得情報
- ぱっと見でコンセプトが伝わるテキスト(コスメ)
- しずる感のある写真(食品)
【サムネイル事例】
RPP広告のキーワードに指名キーワードを追加する
指名キーワードを入稿するのも有効です。
指名キーワードとは、ブランド名をそのまま示しているキーワードを指します。
例えば、「ハンドソープ」ではなく、「ビオレ」というブランド名が指名キーワードです。
指名キーワードを広告に入れたら、費用対効果が良くなるに決まってるだろ、という声が聞こえてきそうですが、それはおっしゃる通りです。
ただ、指名キーワードを入れることで、競合商品が自社商品の検索キーワードで表示されることを防ぐことができます。例えば、「ビオレ」とRPP広告の入稿をしていなかったら、「メリット」が「ビオレ」の検索結果に表示される可能性があるわけです。
この施策で、卸先の売上アップを防ぐことができ、自社の売上があがった大手メーカー様が弊社のご支援先にございます。ぜひ一度試してみてください。
RPP広告でミドル・スモールキーワードを狙う
検索ボリュームが少ないミドル・スモールキーワードを狙っていきましょう。
理由はみんなが検索結果の上位に表示したい検索ボリュームが多いビッグワードは、目安CPCが高くなってしまい、なかなか費用対効果が合わないからです。
まずは、「プロテイン 女性」、「プロテイン 女性 チョコ」などの検索ボリュームが少ないものの、自社商品の売上につながる可能性が高いキーワードをRPP広告に設定します。
⾃社ブランド名で出稿結果を独占!関連キーワードでも売上 UP した成功事例をご紹介
楽天市場のRPP広告において、自社ブランド名での入札を強化する事で検索面での出稿結果を独占し、関連キーワードからの売上までアップできた事例を紹介します。
大手サプリメントメーカー様で、卸先の小売店も楽天市場内でメーカー様商品を出品しており、公式店での売上が伸び悩んでいる状況でした。卸先の小売店が出品していることもあり、検索上位には公式店だけではなく、卸先店舗の出品商品も表示されていました。
【実施した施策】
- RPP広告への自社ブランド名の登録
- 今後伸ばしていきたい商品への積極的な出稿
- RPP広告に合わせたキャンペーンの実施
まず検索上位面を公式店で独占できるようにするため、主力商品、注力商品を中心にRPP広告のキーワード設定に自社ブランド名を登録、目安CPCに合わせることで検索上位面を独占する事に成功しました。また、自社ブランド名単体だけではなく、「ブランド名 プロテイン」など関連キーワードも入れ込むことで、自社ブランドに関連するキーワードでの検索上位は全て公式店で埋めることができました。
RPP広告の掲載面はPCでは3枠、スマートフォンでは5枠表示されるため、自社のメイン商品の他、これから伸ばしていきたい商品や新発売商品などに戦略的に自社ブランド名をRPP広告のキーワードで設定する事で検索面での露出を増加させることが可能になりました。
RPP広告での自社ブランド名検索面の上位独占に合わせ、イベント時のポイント変倍、公式店ならではの金額条件付きでサンプルプレゼントなどのキャンペーンを実施する事で、卸先店舗との差別化を図り、自社ブランド指名経由での売上が増加しました。
最後に
RPP広告の成功事例について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
弊社では楽天の運営代行等も行っておりますので、気になる方は以下フォームよりお問い合わせ頂ければと思います。