RPP広告のキーワードCPCとは?おすすめ設定もご紹介
楽天市場

RPP広告のキーワードCPCを設定すべきか迷っている方向けにキーワードCPCについて解説していきます。結論から言うと、注力商品に関して、キーワードCPCはできるだけ設定したほうがよいです。ただ、一方で運用工数や過剰なコストがかかってしまうリスクがある可能性もあります。注意しながら運用していきましょう。
Contents
RPP広告のキーワードCPCの概要
まずはRPP広告のキーワードCPCってなんぞや?といったことについて解説していきます。
キーワードCPCの仕組

RPP広告にはキャンペーンCPC、商品CPC、キーワードCPCによって構成されていますが、その中でもキーワードCPCは商品ごとに検索結果に表示させるキーワードを選定できる機能です。
設定したキーワードに対し入稿するCPCを設定することで、楽天市場の検索結果に表示されます。
キーワードCPCとキャンペーンCPC、商品CPCの違い

RPP広告には以下の3つの設定CPCが存在します。
- キーワードCPC:商品ごとにキーワードを設定する。設定したCPCは最も優先的に採用される。最低設定金額がCPC40円からとなっている。
- キャンペーンCPC:全商品が対象となるCPC。必要以上にコストがかからないよう10円や11円程度に設定するのがよい。
- 商品CPC:商品個別に設定するCPC。どの配信面やキーワードに表示されるのかがわからないため、10-40円程度で設定するのがおすすめ。
キーワードCPCを考慮したおすすめ設定方法

キーワードCPCが優先され、かつキーワードCPCの設定下限金額が最も高いので、簡単に言うと、「売上につながりやすく、設定CPCを引き上げないと検索結果に表示されないようなキーワードにキーワードCPCを設定し、それ以外は商品CPCでアクセスを取りに行く。」という考え方がおすすめです。この考え方であれば売上を最大化しつつ、コストを最小化できるため、RPPを最大限活用できます。
RPP広告のキーワードCPCを設定するメリット・デメリット
RPP広告のキーワードCPCを設定するメリット・デメリットそれぞれについて解説していきます。
RPP広告のキーワードCPCを設定するメリット
最大のメリットは、「自社として表示させたいキーワードを狙って検索結果に表示できる」点に尽きます。キーワードCPCを設定しなければ、どのキーワードに表示されているかわからないため、対策も立てにくいです。
RPP広告のキーワードCPCを設定するデメリット
デメリットは2点です。
- キーワードを設定する手間が発生する
- キーワードCPCの設定金額が高いため、調整を失敗すると想定外の出費が発生する
キーワードを商品別に10個まで設定できるため、どのキーワードで設定するか考える時間と実際に調整する時間がかかります。また、キーワードCPCは最大で1クリック10,000円まで設定が可能なため、調整を失敗すると思わぬ出費につながるケースがあります。
RPP広告のキーワードCPCのおすすめ分析・調整方法
キーワードCPCのおすすめの分析・調整方法について解説していきます。
キーワード別レポートのおすすめ分析方法
まずは以下画面の「全キーワードレポートダウンロード」からパフォーマンスレポートをダウンロードしましょう。

主に以下の指標を複合的に確認していくのがよいです。
- クリック数(合計)
- 実績額(合計)
- CPC実績(合計)
- 売上金額(合計720時間)
- ROAS(合計720時間)(%)
例えば、クリック数が少なすぎる状況で、ROASが高い場合はCPCを引き上げすぎるとROASが大幅に下がるリスクがあったり、ROASが高いがCPCが引く過ぎる場合はCPCを引き上げる必要があったりするので、様々な観点で調整いただくと安定した運用が可能となります。
キーワードCPCの調整方法
様々な調整方法がありますが、スタンダードな多くの方で効果が出やすい調整方法をまずはご紹介いたします。

- ROASをベースに調整する方法:基準となるROASを利益率などから定め、実績のROASとの乖離を見ながら、CPCを調整する方法です。
- 掲載順位をベースに調整する方法:検索結果上位に表示させるため、掲載順位を確認しながら調整していく方法です。
RPP広告のキーワードCPCの設定手順
最後にキーワードCPCの設定手順についてご紹介します。すでにキーワードCPCの設定はしている、という方は飛ばしていただいて構いません。
【キーワードCPC設定手順】
- 商品・キーワード設定画面を開く
- 対象商品の「キーワード」欄をクリックする
- キーワードを設定し、CPCを登録する
商品・キーワード設定画面を開く

RPP広告の対象画面を開き、「商品・キーワード設定」をクリックします。
対象商品の「キーワード」欄をクリックする

対象商品の「キーワード」欄をクリックし、キーワードの設定画面を表示させます。
キーワードを設定し、CPCを登録する

キーワードを決めて、CPCを登録します。
キーワードCPCの活用方法まとめ
ここまでキーワードCPCの活用方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?ぜひキーワードCPCの設定にトライしてみてください!