【楽天市場】RPP広告のCVRを劇的に改善!成果を出す6つの施策と成功事例
楽天市場

RPP広告を運用しているものの、「なかなか成果が出ない」「CVRの目安が分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。この記事では、楽天市場で店舗運営をされている皆様にとって非常に重要なテーマであるRPP広告のCVR(転換率)改善について、具体的な施策と実際の効果を交えながら詳しく解説します。
Contents
RPP広告のCVR、目指すべき基準値とは?
まず、RPP広告におけるCVR(転換率)の目標基準値についてお話しします。RPP広告の配信設定にもよりますが、一般的に店舗全体のCVRの7掛け〜8掛けを達成できていれば、合格ラインだと考えられます。
ただし、RPP広告で配信している商品が以下のような場合は、この限りではありません。
- 転換率の高い商品のみに絞って配信している場合。
- 指名系キーワードや、親和性が高くCVRが高いキーワードのみを設定している場合。
- このような店舗では、店舗全体のCVRよりも高いCVRが出る傾向があります。
もし、RPP広告で店舗で販売している商品を全商品設定しており、それなりに配信しているにも関わらず、店舗全体のCVRの7掛け〜8掛けを達成できていないという店舗さんは、これからご紹介する具体的な対策をぜひお試しください。
RPP広告のCVRを向上させる6つの具体的施策
それでは、RPP広告のCVRを向上させるための具体的な施策を6つご紹介します。これらは全て弊社で検証済みの効果的な対策です。
1. 商品ページ内の対策
CVR改善の基本となるのが商品ページそのものの質です。
- 商品画像の見直し:
- 商品画像は、訴求内容を十分に掲載し、枚数が少なすぎないかを確認しましょう。
- 可能であれば最大20枚まで設定することをおすすめします。もし現在5〜6枚しか設定していない店舗さんは、もう少し画像枚数を増やすことを検討してみてください。
- 商品説明文の改善:
- スマートフォンで見たときの縦長のページ部分である商品説明文も重要です。
- 商品画像を増やすだけでなく、商品説明文にも訴求内容が十分に掲載されているかを確認し、改善を図りましょう。
2. レビューの最適化
商品の信頼性を高めるレビューは、CVRに大きく影響します。
- レビュー件数を増やす:
- 弊社のクライアントデータでも、レビューの件数と点数がCVRに非常に高い相関があることが示されています。
- レビュー件数が少ない店舗さんは、まず50件以上を目安にレビューを集めてみてください。
- レビュー点数の向上:
- 楽天市場の場合、高ければ高いほど良いのはもちろんですが、目安として4.2点以上を目指しましょう。
- 4.2点を切っている店舗さんは、商品自体の改善が必要な場合や、低評価レビューに書かれている内容を事前に商品ページで伝えることで、低評価を防ぐといった仕組みを検討するのも良いでしょう。
3. 在庫状況の確認と改善
ユーザーが欲しいと思った時に購入できる状況を整えることも重要です。
- サイズ・カラー欠品のチェック:
- サイズやカラー展開がある商品を扱っている店舗さんは、サイズ欠品やカラー欠品がないかを必ず確認してください。
- アパレル商品などで、他店舗と比較してカラーやデザインのバリエーションが圧倒的に少ない場合、バリエーションを増やすことも検討すべきです。
- 在庫を切らさない:
- 在庫を切らさないようにすることも、CVR向上の重要なポイントの一つです。
4. 適正価格の見直し
価格はユーザーの購入意思決定に直結します。
- 送料の適正化:
- シンプルに送料が高すぎないかを確認してください。
- 販売価格の競合比較:
- 競合他社と比較して、販売価格が高すぎないかも重要なポイントです。定期的に見直しを行いましょう。
5. ポイント・クーポンの活用
プロモーションは購買意欲を刺激し、CVRを向上させます。
- ポイント設定の有無:
- 商品にポイントが設定されているか確認しましょう。
- クーポンの発行:
- 対象商品に利用できるクーポンが登録・発行されているか確認してください。
- クーポンを発行している場合といない場合では、明確にCVRに差が出るという結果も出ています。
- 例えば、「50円オフクーポン」のような少額の割引でも、発行しておくだけでCVRが向上する可能性があります。ぜひ検討してみてください。
6. 配送情報の改善
購入後の配送スピードもユーザー満足度とCVRに影響を与えます。
- 納期の確認:
- 納期が遅すぎないかを確認してください。
- 納期が遅すぎる場合、転換率が低迷する要因の一つとなります。改善が可能かどうか、確認と検討を行いましょう。
RPP広告のCVR向上に実際に効果のあった改善施策2選
これまでご紹介した6つの施策は全て効果が期待できますが、特に顕著な成果が出た2つの事例をご紹介します。
成功事例1:常にクーポンを発行
あるアパレル商材のクライアントで実施した施策です。
- 施策内容: イベント期間中を除く通常時に、定額条件で最大10%オフになるようなクーポンを常に発行しました(例:3,000円以上で使える300円オフクーポン)。
- 結果: クーポンを発行していない時と比べて、全期間で転換率が2〜3ポイント向上するという驚異的な数字を達成しました。
- この施策はコストもそれほどかからず実施できるため、非常に効果的でおすすめです。
成功事例2:商品ページのデザイン改善
女性向けボディケア用品を扱っている店舗さんで実施した施策です。
- 課題: 商品ページ内で商品の良さは十分に訴求できていましたが、「どういう悩みを持ったユーザーに刺さるのか」という点が明確ではありませんでした。
- 施策内容: この課題を解決するため、他社のページなども参考にしながら、訴求要素を回収し、商品ページを改修しました。
- 結果: 改修前と比べて、転換率がプラス3.5ポイント改善しました。
- もし、他社のページと比較して、自社ページに足りない訴求要素があると感じる店舗さんは、ページ改修を検討する価値があります。
まとめ
本記事では、RPP広告のCVR改善に向けた具体的な6つの施策と、実際に効果があった2つの成功事例をご紹介しました。これらは全て弊社が実施し、検証済みの項目です。
RPP広告のCVR改善でお悩みの店舗様がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。