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【完全版】楽天RPP広告のCTRを上げる7つの要素と19の施策|クリック率改善で広告効果を最大化

楽天市場

RPP CTR向上施策一覧

「楽天のRPP広告(検索連動型広告)に出稿しているが、なかなかクリック率(CTR)が上がらない…」

「広告費をかけているのに、露出が増えず悩んでいる…」

「CTRを改善したいが、具体的に何をすればいいかわからない…」

楽天市場の店舗運営者様で、このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

RPP広告において、クリック率(CTR)は広告効果を左右する最も重要な指標の一つです。CTRが高い商品は、より少ないクリック単価(CPC)で多くの露出機会を得られるため、広告の費用対効果を最大化できます。

この記事では、RPP広告のCTRを引き上げるための具体的な方法を、7つの要素に分解して徹底的に解説します。すぐに実践できる19の施策をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

RPP広告のCTRを構成する7つの重要要素

RPP広告のCTRは、検索結果画面に表示される様々な情報が複合的に影響しあって決まります。CTRを改善するには、以下の7つの要素を総合的に最適化していく必要があります。

  1. サムネイル
  2. 商品名
  3. 価格
  4. 販促情報
  5. レビュー
  6. 納期
  7. アイコン

次の章から、これらの要素別に具体的な改善施策を詳しく解説していきます。

【要素別】RPP広告のCTRを劇的に改善する19の施策

1. サムネイル:ユーザーの視線を惹きつける最初の関門

検索結果でユーザーが最初に目にするサムネイルは、CTRに最も大きな影響を与える要素です。思わずクリックしたくなるような情報を盛り込み、商品の魅力を最大限に伝えましょう。

  • 施策1:商品イメージを明確に伝える
    • 商品そのものの写真(物撮り)だけでなく、利用シーンがイメージできる背景画像や、質感の伝わるテキストなどを活用し、商品の価値が一目でわかるように工夫しましょう。
  • 施策2:画素数を上げる
    • 画像が荒いと、商品の品質まで低く見られてしまう可能性があります。できるだけ高画質でクリアな画像を用意しましょう。
  • 施策3:検索結果での視認性を高める
    • 競合商品が並ぶ中で埋もれないよう、目立つデザインを意識することが重要です。必ずしも白抜き背景のような綺麗な画像が良いとは限りません。写真背景なども試し、クリックされるデザインを見つけましょう。
  • 施策4:テキストで商品情報を補足する
    • 「高保湿・美白」や「鹿児島県産」のように、商品の特徴をテキストで簡潔に入れると、ユーザーに分かりやすく訴求できます。
  • 施策5:販促情報を目立たせる
    • 「50%OFF」や「ポイント30倍」といったお得な情報は、ユーザーのクリックを強力に後押しします。サムネイル上で分かりやすくアピールしましょう。

2. 商品名:検索キーワードと販促情報でクリックを誘う

商品名も、サムネイルと並んでCTRに大きく影響します。商品の基本情報だけでなく、ユーザーの検索キーワードやお得な情報を盛り込みましょう。

  • 施策6:商品の基本情報を正確に入れる
    • ユーザーが「どのような商品か」を瞬時に判断できるよう、「ブランド名」「商品名」「容量」「用途」などを明確に記載しましょう。
  • 施策7:関連する検索キーワードを盛り込む
    • ユーザーが検索するであろうキーワードを商品名に入れることで、関連性が高まりCTRが向上しやすくなります。
  • 施策8:販促情報を入れてお得感を出す
    • 「ポイント10倍」「30%OFFクーポン有」「21日9時59分まで」といった具体的な販促情報や期間を入れると、CTRへの効果が非常に大きいです。
    • ※SEO的には推奨されていませんが、特にイベント期間中はCTR向上に絶大な効果を発揮します。

3. 価格:クリックの強力な動機付け

ECモールでは価格が横並びで比較されるため、価格の安さは非常に強力なアドバンテージになります。

  • 施策9:競合よりも魅力的な価格を設定する
    • 特に継続利用が前提となるような商品は、価格の安さがクリックの決め手になることが多いです。
  • 施策10:SKUを複数登録して安く見せる
    • 容量やセット内容が異なる複数のSKUを登録すると、その中で最も安い価格が検索結果に「〇〇円~」と表示されます。これにより、ユーザーに割安な印象を与え、クリックを促すことが可能です。

4. 販促情報:付加価値でユーザーを惹きつける

ポイントやクーポンといった販促情報は、ユーザーにとって直接的なメリットとなるため、CTR向上に有効です。

  • 施策11:ポイント倍率を高く設定する
    • 設定したポイントは検索結果に表示されます。サムネイルや商品名でも合わせて訴求することで、より効果的にアピールできます。
  • 施策12:クーポンを発行する
    • クーポンを発行すると、検索結果に「クーポンあり」のラベルが表示され、クリック率の向上が見込めます。
  • 施策13:定期購入を設定する
    • 定期購入を設定すると、割引後の価格が表示されます。通常価格よりも安く表示されるため、ユーザーのクリックを促しやすくなります。

5. レビュー:信頼性の証

レビューの評価と件数は、ユーザーが商品を選ぶ際の重要な判断基準であり、CTRに大きな影響を与えます。

  • 施策14:レビュー点数を高く維持する
  • 施策15:レビュー件数を増やす
    • レビューを増やす施策として、レビュー投稿を条件としたキャンペーンが有効です。プレゼントを用意することで、ユーザーの投稿を促進できます。
    • (参考)レビューキャンペーンでは、クーポンよりも商品サンプルやオリジナルグッズ(ステッカーなど)をプレゼントする方が、レビュー記載率が高まる傾向があります

6. 納期:スピーディーな配送で差別化

ECにおいて、商品の到着スピードは顧客満足度を左右する重要な要素です。納期が早いほど、CTRも高くなる傾向があります。

  • 施策16:可能な限り早い納期を設定する
  • 施策17:「最強翌日配送」アイコンを獲得する
    • 「最強翌日配送」の認定基準を満たせる場合は、アイコン獲得を目指しましょう。このアイコンは、ユーザーからの信頼とクリック率の向上に大きく貢献します。

7. アイコン:信頼と実績の象徴

ランキング入賞や各種認定アイコンは、ユーザーに安心感を与え、信頼性を高める効果があります。これもCTR向上に繋がる重要な要素です。

  • 施策18:各種アイコンを獲得する
    • ランキング入賞アイコン:楽天の各種ランキングで上位に入賞することで獲得できます。
    • スーパーDEALアイコン:楽天スーパーDEALに商品を申請・掲載することで獲得できます。
    • 39ショップアイコン:3,980円以上の購入で送料無料に設定することで獲得できます。
    • SSサーチアイコン:楽天スーパーSALEのサーチに申請し、審査に通過すると表示されます。
  • 施策19:獲得したアイコンを目立たせる
    • 獲得したアイコンはサムネイル画像内にも配置するなどして、積極的にアピールしましょう。

まとめ:継続的な改善でRPP広告の効果を最大化しよう

本記事では、楽天RPP広告のクリック率(CTR)を向上させるための7つの要素と、それに基づいた19の具体的な施策を解説しました。

要素主な施策
サムネイル商品イメージの明確化、高画質化、視認性向上、テキストでの情報補足、販促情報の記載
商品名商品情報の記載、検索キーワードの挿入、販促情報の記載
価格競合より安くする、複数SKUで安く見せる
販促情報ポイント、クーポン、定期購入の設定
レビュー点数を高くする、件数を増やす
納期納期を早くする、「最強翌日配送」アイコンの獲得
アイコンランキング入賞、スーパーDEAL、39ショップなどのアイコン獲得

CTRの改善は、一度行えば終わりではありません。競合の動向や楽天の仕様変更に合わせて、定期的にパフォーマンスレポートを確認し、テストと改善を繰り返すことが成功への鍵となります。

まずは本記事で紹介した施策の中から、着手しやすいものから試してみてはいかがでしょうか。地道な改善の積み重ねが、RPP広告の費用対効果を最大化し、店舗の売上拡大へと繋がるはずです。

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