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【楽天】RPP広告のクリック率(CTR)の目安指標と11個の改善施策

楽天市場

RPPのクリック率向上の極意

楽天RPP広告を運用する上で、広告の成果を左右する重要な指標の一つが「クリック率(CTR)」です。多くのユーザーに広告がクリックされることで、商品の認知度向上や購入機会の増加に繋がります。

本記事では、RPP広告で目指すべきクリック率の基準から、クリック率(CTR)を向上させるための具体的な11の施策について、詳しく解説します。

目標とする楽天RPP広告のクリック率(CTR)とは?

そもそも、楽天RPP広告で目指すべきクリック率(CTR)はどのくらいなのでしょうか。ジャンルにもよりますが、一つの目安となる基準が示されています。

  • 商品単位の目安: 0.2%以上1
  • キーワード単位の目安: 4%以上1

これらの数値は、あくまでも目安として捉えてください。しかし、この基準値に達していない場合は、クリック率向上のための対策が必要になってくる可能性が高いと言えます。

では、クリック率を向上させる施策を実施することで、最大どれくらいのクリック率(CTR)を目指せるのでしょうか。実際の実施例では、キーワードによっては10%を超える場合があります。過去のクライアントの施策実施例では、11%から12%を超える実績が出た店舗もあり、複数のキーワードで高いクリック率が出ていたケースも確認しています。特に、コスメ関係やスキンケア関係の商材だとリピート率が高いため、クリック率が高くなる傾向にあります。これらの数値は、クリック率向上の目標値として参考にしてください。

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楽天RPP広告のクリック率(CTR)を向上させる11の実施施策

RPP広告のクリック率を向上させるためには、様々な要素を見直す必要があります。CTR向上に効果的な具体的な施策を11個紹介していきます。

ここでは、それぞれの施策について詳しく見ていきましょう。

1.サムネイルの最適化

検索結果画面で最初にユーザーの目に入るのがサムネイルです。検索結果上位商品の構成要素などを整理・分析し、自社商品のサムネイル改善を検討しましょう。改善後は、実際にクリック率が上がるのか検証することが不可欠です。改善して終わりではなく、効果測定と検証を繰り返し(PDCA)、クリック率向上を目指しましょう。

2.最強配送アイコンの表示

楽天のRSL(Rakuten Super Logistics)を利用したり、条件を満たすことで表示される最強配送アイコンは、ユーザーに安心感を与え、クリック率を向上できる可能性があります。もし表示できていない場合は、RSLの利用や自社配送で最強配送の基準を満たすことができるか検討してみましょう。

3.スーパーディールアイコンの活用

スーパーディールにエントリーすることで表示される四角いアイコンも、クリック率向上に繋がります。ただし、スーパーディールは販売額の10%を広告費として支払う必要があるなど、実施費用が非常に高いため、利益率と相談しながら慎重に検討する必要があります。

4.39ショップアイコンの表示

39ショップのアイコンは、多くの店舗が達成している基本的な要素です。もし表示できていない場合は、早急に対応することをおすすめします。3,980円以上で送料無料に設定しましょう!

5.商品名の最適化

検索結果に表示される商品名に、ユーザーが実際に検索するキーワードが含まれているか確認しましょう。特にクリック率を上げたい特定のキーワードがある場合は、そのキーワードを商品名の冒頭の方に移動すると、SEO効果が高いとされています。また、商品名に「SS期間限定20%OFF」などユーザーが思わずクリックしたくなるようなキーワードを入れることも重要です。

6.価格の見直し

価格はクリック率に直接影響する重要な要素です。送料が有料の場合は送料込みの価格設定を検討したり、販売価格を可能な範囲で引き下げることもクリック率向上に繋がる傾向があります。

7.ポイント・クーポンの設定

ポイントやクーポンの設定もクリック率に影響を与えます。特に、クーポンを発行して検索結果に常にクーポンアイコンを表示させる施策は、クリック率が劇的に向上することもあるため、ぜひ実施してみてください。

8.カラー・サイズの表示

アパレルや寝具など、カラーやサイズ展開のある商材の場合、SKUごとに代表カラーやサイズ情報を入力することで、検索結果に「他に何色あるか」「どんなサイズがあるか」が表示されるようになります。これにより、ユーザーは自分に合う商品か判断しやすくなり、クリック率向上に繋がる可能性があります。対象商材を扱っている場合は、必ずチェックしましょう。

9.レビューの件数・点数の向上

レビューの件数や点数は、商品の信頼性を示す指標です。点数が高く件数が多いほどクリック率が高くなる傾向があるため、レビュー獲得施策に取り組むことも重要です。

10.ランキングアイコンの獲得

楽天のランキング(特に3位以内)に入賞すると付与されるランキングアイコンは、権威性を示しクリック率に良い影響を与えます。常に獲得し続けるのはハードルが高いですが、ランキング入賞を狙える商品や機会があれば積極的に狙ってみましょう。

11.納期の短縮

納期は検索結果にも表示される項目です。納期が遅すぎると、商品検討以前に購入を諦めてしまうユーザーもいるため、クリック率が低下する可能性があります。可能な範囲で納期の短縮に努めることが望ましいです。

施策実施後の「検証」の重要性

これらの施策は、実施したら終わりではありません。それぞれの施策が実際にクリック率向上に繋がったかどうかを必ず検証し、効果を見ながら継続・改善していくPDCAサイクルを回すことが非常に重要です。

楽天RPP広告運用をもっと効率化するには?

クリック率向上のための施策検討や、効果測定・検証には手間がかかることも事実です。特に、前回の動画で解説した目安CPC調整なども含めると、手動での運用は限界があります。

このような場合に、楽天RPP広告の自動運用ツールを活用することで、運用を効率化し、より効果的な運用を目指すことが可能です3。例えば、EC Proのようなツールであれば、煩雑な設定や予算管理、データ抽出といった作業を任せることができ、最大で90%の作業時間を削減できる可能性があるとのことです3。楽天での勝ち方を熟知したプロのECコンサルタントが開発したツールであれば、プロ並みのRPP広告運用も目指せるでしょう。手作業運用に限界を感じている場合は、ツールの導入も検討してみる価値は大きいと言えます。

【ECPROサービスサイト】

https://ecpro.ai

まとめ

楽天RPP広告で目標とするクリック率(商品単位0.2%以上、キーワード単位4%以上)を達成し、さらには10%以上を目指すことは、広告効果を最大化するために非常に重要です。

クリック率向上のためには、本記事で解説した以下の11の施策を参考に、一つずつ、または複数組み合わせて実施してみてください。

  • サムネイル最適化
  • 最短配送アイコン表示
  • スーパーディール活用
  • サンキューショップアイコン表示
  • 商品名最適化
  • 価格見直し
  • ポイント・クーポン設定
  • カラー・サイズ表示
  • レビュー件数・点数向上
  • ランキングアイコン獲得
  • 納期短縮

施策実施後は必ず効果検証を行い、継続的な改善を図りましょう。手作業での運用効率に課題がある場合は、自動運用ツールの活用も有効な手段です。

これらの施策を通じて、楽天RPP広告のクリック率を向上させ、売上拡大に繋げていきましょう。

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