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RPP広告の設計と具体的な調整のコツ

RPP広告

本記事ではRPP広告の設計から具体的な調整方法のコツを解説していきます。

RPP広告はどのような仕組みになっているか?

RPP広告は以下のような構造になっています。

  • キャンペーン設定でRPP広告の予算上限を設定>商品CPCの設定>キーワードCPCの設定

設定CPCの優先順位は以下の順番です。

  • キーワードCPC>商品CPC>キャンペーンCPC

つまり、キーワードCPCを設定されているキーワードについては、設定しているキーワードCPCが適用され、商品CPCを設定していると、キーワードCPCを設定していないキーワードなどからのクリックでは、商品CPCが適用され、キーワードCPCも商品CPCも設定していない商品に対して、キャンペーンCPCが適用されます。

RPP広告のキャンペーン設計のコツ

入札単価が高いキーワードはキーワードCPCを設定することで、表示できるようにし、商品CPCを設定することでアクセス獲得の漏れがないように調整するのがおすすめです。

理由は商品CPCをかけると該当の商品へのアクセスすべてのCPCが商品CPCとして設定した金額になるため、商品CPCを高く設定してしまうと本来もっと安くクリックを取れたはずのキーワードのコストも高くなってしまうからです。そのため、できるだけ商品CPCは低く抑えつつ、売上につながるものの入札単価が高いキーワードにキーワードCPCを設定することで、無駄なコストを使うことなくアクセスを獲得できます。

RPP広告の設定CPCの考え方のコツー基準ROAS

調整する際に基準とするROASを決めておけると調整時便利です。基準ROASとは「自社として守りたい広告の費用対効果」です。以下の計算で求めることができます。

  • 基準ROAS=1/つかっていい広告費率×100

企業の利益率によって基準ROASは変わりますが、広告費を15-30%程度使う企業様が多いため、300-600%程度のROASを目指すケースが多いです。

RPP広告の設定CPCの考え方のコツー上限CPC

調整時に上限とするCPCを決めておくと想定以上に広告消化が進んでしまうケースを防ぐことができます。余裕があれば上限CPCを設定しましょう。上限CPCは以下の数式で求めることができます。

  • 上限CPC=使っていい広告費×RPP広告経由のCVR

上記の計算から算出したCPCを上限とすると、理論上ROASを守ることができます。ただ、実際は商品単位で最適化しようとすると、売り上げを最大化できない傾向にあるため、RPP広告全体で費用が合うかどうかを検討するのがおすすめです。

RPP広告の効果を最大化するコツ

RPP広告の調整は以下の手順が基本となります。

  1. パフォーマンスレポートを出力する
    • ROAS
    • 売上
    • CTR
  2. 調整対象の商品・キーワードの効果を確認する
    • ROASが高すぎる、低すぎる
    • クリックがほとんどされていない
  3. CPCの調整を行う
    • 基準とするROASなどとの差分からCPCを調整する

RPP広告のパフォーマンスレポートで効果測定を確認

パフォーマンスレポートを活用して、今の配信設定だとどのような効果が出ているのかを確認します。
まずは、該当月の期間でパフォーマンスレポートを出力してください。

調整対象の商品・キーワードの効果を確認する

パフォーマンスレポートで、上述した基準ROASに対して、実績ROASが高いか、低いかを確認します。
イベント期間や割引などの実施施策がどのようなものだったか状況を考慮しながら、効果の判断を行います。過去実績との比較をすることで、改善されているのか、悪化しているのか、判断できるはずです。

CPCの調整を行う

パフォーマンスレポートを確認しながらCPCの調整を行います。

ROASが高い場合は、さらにコストをかけて売り上げを最大化するため、CPCを引き上げます。逆にROASが低い場合は、コストを抑える必要があるため、CPCを引き下げます。これが基本的な考え方になります。

また、クリックがほとんどされない、という場合はCPCを引き上げます。商品やキーワードによって、露出に必要なCPCが変わってくるためです。

あまりにも、効果が悪い商品やキーワードは除外設定をおすすめします。

RPP広告の調整パターン

具体的なRPP広告の調整パターンを紹介します。ぜひ参考にしてください。

RPPの設計と調整まとめ

RPPの仕組と調整の考え方をまとめましたが、いかがだったでしょうか?実際にパフォーマンスレポートを確認しながら、上記の考え方にあてはめながら調整をすると、より意味が分かりやすいかと思うので、ぜひ

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