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【楽天市場】店舗売上を最大化させる!?R-Karteの見方から活用方法まで徹底解説!!

楽天市場

楽天市場で商品を出品されている皆様、こんにちは。
突然ですが、RMSに搭載されている機能、「R-Karte」はご存じでしょうか。

R-Karteは楽天市場で売上を最大化するための必須ツールになりますので、このツールを活用することで、客観的なデータに基づき、「どの商品が売れていて、なぜ売れているのか」「どのページが離脱され、見られていないのか」といった「なぜ?」を解明し、改善につなげることが重要になります。

こちらの記事では、R-Karteの概要からツールの見方、確認すべきポイントを網羅的にご説明させていただきますので、是非、ご活用ください。

R-Karteとは

アクセス状況や顧客の購買傾向、競合比較といった幅広いデータを視覚的に提供するRMSに標準搭載されている分析ツールのことです。楽天市場で店舗運営を行う上で欠かせないツールであり、こちらを正しく活用することにより、店舗の売上を上げていくことが可能となります。

近年、楽天市場では競争が激化しており、「この商品なら売れるだろう」「大体この年齢層にアプローチすればいいだろう」といった感覚的な運用では通用しない時代になってきています。

・どの商品が売れていて、なぜ売れているのか

• どのページが離脱されていて、見られていないのか

R-Karteは、このような客観的なデータを複数取得できるツールとなっています。

店舗カルテで何を分析できるのか

次に、R-Karteで中核となる項目が「店舗カルテ」です。店舗カルテでは、売上の構成要素を分析することができます。
売上向上の要素を分解して確認するために、「売上の公式(以下数式を参照)」に基づいた分析が可能です。

売上 = アクセス数 × 転換率 ×客単価

店舗カルテでは、アクセス数、転換率、客単価といった情報がグラフ化されており、時間経過(日数やスーパーセールの期間など)を含めてデータを見ることができます。

売上構成要素の分解による課題発見


売上を構成する各要素を分解して見ることにより、それぞれに特化した改善策を考えることができます。例えば、以下の通り改善策を検討することができます。

  • アクセスが多いのに売上が伸びていない場合: 転換率が低い可能性が考えられます
  • 転換率が高いのに売上が上がらない場合: アクセスが足りない、または客単価が非常に低い場合があると考えられます

R-Karteの確認ポイント

では、いざ、R-Karteを使用してどのポイントを見るべきかを大きく3点に分けてご説明いたします。

競合比較機能で自店舗の立ち位置を把握する

店舗カルテには競合比較機能が搭載されており、自店舗と同一ジャンルの同月帯の店舗を以下の指標で比較することができます。

例えば、自店舗の転換率が業界の平均よりも大幅に低い場合、商品ページに何らかの問題がある可能性が高いため、商品ページを改修する必要があります。
逆に、転換率が高いにもかかわらずアクセスが低い場合は、広告が弱かったり、メルマガやLINEといった集客ツールがまだ活用できていない可能性があるため、これらを見直していく必要がございます。

アクセス流入の分析で「入り口」を最適化する

R-Karteのアクセス流入分析では、ユーザーが「どのキーワードで流入してきたのか」、また「どのデバイスやページ経由で訪れたのかを把握することができます。

例えば、「洗剤」というキーワードでアクセスが多いのに「柔軟剤」のページが表示されていた場合、ユーザーは意図した商品を見つけられずに離脱する可能性が高くなります。
どのようなキーワードやデバイス・ページ経由で流入しているかをしっかり確認することで、このようなミスマッチを防ぎ、アクセスからの転換率を大幅に改善することが可能です。

顧客属性の分析で「誰に何を売るか」を明確にする

R-Karteでは、年齢層や性別などのユーザー属性についても確認することができます。
もし主な購買層に対して、ページデザインのターゲットがずれていた場合(例:30代女性が主な購買層なのに若い世代向けのデザインになっている)だと、ユーザーに刺さらず離脱につながる可能性があります。
購買層に最適なページにすることは、商品ページや店舗自体の滞在時間増加につながり、転換率の向上も図れます。転換率や滞在時間といった要素は、楽天の検索アルゴリズムの評価軸にもなっていると言われているため、購買層に合わせたページ更新が非常に重要です。

R-Karteの活用方法

分析した結果を活用し、売上の構成要素(アクセス数、転換率、客単価)ごとに具体的な改善アクションを実行することが、売上を最大化するためのポイントです。

アクセス数が低い場合の対策

• 集客キーワードの見直し

• 楽天の広告やバナーの活用

• SNSの流入強化

転換率が低い場合の対策

• 商品画像やLP(ランディングページ)のブラッシュアップ

• 説明文とレビューの充実

客単価が低い場合の対策

• セット販売やまとめ買いの促進

• 送料無料ラインの活用

まとめ

R-Karteを活用し、店舗のどこに問題があるのか、修正すべき要素は何かを明らかにし、改善していくことが重要です。
売上の構成要素である、アクセス、転換率、客単価といった各要素を向上させていくことによって、店舗全体の売上を伸ばしていきましょう。