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【完全版】ECサイト誤表記時のお詫びメールの書き方と対応手順の完全ガイド

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【完全版】ECサイト誤表記時のお詫びメールの書き方と対応手順の完全ガイド

ECサイトを運営する中で、商品価格やスペックの記載ミスに気づき、冷や汗をかいた経験はありませんか?

【この記事の対象者】

  • 運営しているECサイトで価格や商品情報の誤表記が発覚した担当者
  • 誤表記発生時のお詫びメールの文面や送り方に悩んでいる方
  • ミスを最小限の被害で抑え、顧客の信頼を維持したい経営者

【この記事を読んでわかること】

  • 誤表記発覚後、直ちに行うべき3つの初動対応
  • 誤表記時のお詫びメール作成のポイント
  • 顧客への誠意を伝える二次対応と再発防止策の構築法

ECサイトにおける誤表記とお詫び対応の重要性とは?

ECサイトにおける誤表記とお詫び対応の重要性とは?

ECサイトにおける「誤表記」は、単なる入力ミスでは済まされない重大なリスクを抱えています。
特に価格の桁を間違えて表示してしまった場合や、商品の根幹に関わるスペックを誤って記載した場合、ブランドの信頼に直結します。

ユーザーは「記載されている情報が正しい」という前提で購買を決定します。
その前提が崩れた際、ショップがどのように動き、どのような誠意を見せるかが、その後のLTVを左右すると言っても過言ではありません。迅速かつ適切な「お詫び対応」こそが、ピンチを最小限に抑え、場合によっては「誠実なショップ」という評価に変える鍵となります。

誤表記がブランド価値に与える影響

誤表記を放置したり、対応を誤ったりすると、ブランド価値は著しく低下します。現代ではSNSの普及により、不誠実な対応は瞬時に拡散される傾向にあります。

一度「信頼できないショップ」というレッテルを貼られてしまうと、新規顧客の獲得コストの上昇を招くだけでなく、既存顧客の離脱を加速させます。誤表記自体は防ぐべきものですが、発生後の誠実な謝罪と対応こそがブランドを守る最後の砦となります。

迅速な対応による二次被害の防止

誤表記発覚時の対応スピードは、被害の拡大を抑える決定的な要因です。対応が遅れるほど注文数は増加し、キャンセル処理の手間や返金手数料、そして何より「楽しみに待っていたのに」という顧客の落胆を増幅させます。

迅速にお詫びの意思を表明し、事実関係を公表することで、問い合わせの殺到を未然に防ぎ、サポート部門の二次被害を回避することが可能になります。EC運営において誤表記発覚からの初動判断が、企業の命運を分けるといっても過言ではありません。

ECで誤表記が発生した際の初動対応とは?

ECで誤表記が発生した際の初動対応とは?

ECサイトで誤表記が発覚した際、担当者がパニックに陥り、不適切な順序で対応を進めてしまうケースは少なくありません。まずは落ち着き、以下の手順で被害の食い止めを最優先に実施してください。

  1. 対象商品の販売を即座に停止する
  2. 原因の特定と影響範囲を確認する
  3. お詫びと対応方針を迅速に決定する

対象商品の販売を即座に停止する

誤表記を見つけた瞬間、最初に行うべきは「被害の拡大阻止」です。
新たな注文が入らない状態に即座に切り替えてください。

原因を調査してから停止するのではなく、まずは止めることが鉄則です。特に深夜や休日など、担当者が少ない時間帯にSNSで拡散された場合、数分で数百件の注文が入ることもあります。
まずは「これ以上注文を受けない」状態を確保しましょう。

原因の特定と影響範囲を確認する

販売を停止した後は、なぜその誤表記が発生したのか、そして「何人の顧客に影響が出ているか」を正確に把握します。

  • ミスの種類: 価格の入力漏れ、単位の勘違い、説明文の表示ミスなど
  • 対象者の特定: 誤表記が表示されていた期間に注文した顧客のリストアップ
  • ステータスの確認: 未発送なのか、すでに発送済みなのか

以下の表は、確認すべき主要項目をまとめたものです。

お詫びと対応方針を迅速に決定する

事実関係が把握できたら、速やかに「お詫びの方針」を策定します。ECサイト運営において、誤表記による注文を「有効」とするか「キャンセル」とするかは、経営判断に関わる重要な分岐点です。

「定価との乖離があり、全ての注文を受けると倒産のリスクがある」といった場合は、真摯に謝罪した上でキャンセルをお願いすることになります。一方、微差であれば「今回はショップ側のミスとして、そのままの価格で販売する」という判断も、顧客満足度の観点からは有効です。
どの方針を採るにしても、一貫性を持った説明ができるロジックを固めることが、お詫びメールの説得力を生みます。

ECの誤表記でお詫びメールを送る際の手順とは?

ECの誤表記でお詫びメールを送る際の手順とは?

誤表記が発覚し、対応方針が決定したら、速やかに対象となるお客様へお詫びメールを配信します。
この際、単に「間違えました」と伝えるだけでは不十分です。
お客様が抱く「なぜ?」「今後はどうなるの?」という疑問に先回りして回答する構成が求められます。

以下の手順に沿って、論理的かつ誠実な文章を組み立てましょう。

  1. 件名で重要性と内容を即座に伝える
  2. ミスに至った経緯を誠実に説明する
  3. 顧客の手間を最小限にする案内を徹底

件名で重要性と内容を即座に伝える

お詫びメールにおいて、最も重要な要素の一つが「件名」です。
日々多くのメールを受け取るお客様にとって、一目で「重要な連絡である」と認識させなければなりません。

「【重要】」「【お詫びと訂正】」といった文言を冒頭に入れ、どの注文に関する連絡なのかを明記します。件名だけで内容が推測できないと、開封されずに放置され、後々のクレームにつながるリスクが高まります。

ミスに至った経緯を誠実に説明する

なぜ誤表記が発生したのか、その経緯を隠さず説明することで、お客様の納得感を引き出します。
「システムの設定不備」や「入力時の確認不足」など、事実に基づいた理由を記載してください。

ただし、言い訳がましくならないよう注意が必要です。「弊社の管理体制の甘さにより」といった形で、責任の所在が自社にあることを明確にした上で経緯を述べるのが誠実な対応です。

顧客の手間を最小限にする案内を徹底

キャンセルや再注文といった誤表記後の対応において、お客様に過度な負担を強いることは避けるべきです。例えば、注文をキャンセルさせていただく場合、お客様側で手続きをさせるのではなく、ショップ側で一括処理を行うのが基本です。

もしお客様に何らかの操作をお願いする必要がある場合は、その手順をステップ形式で分かりやすく記載します。「何を、いつまでに、どうすればよいのか」を明確に提示することが、不満を最小限に抑えるポイントです。

ECの誤表記に関するお詫びメールのテンプレートとは?

状況に応じて使い分けられる、お詫びメールの具体的なテンプレートをご紹介します。自社の状況に合わせて調整してご活用ください。

価格誤表記の例文

価格を誤って著しく低く設定してしまい、注文をキャンセルさせていただく際のテンプレートです。

件名:【重要】ご注文商品に関するお詫びと価格訂正のお知らせ(注文番号:XXXXXX)

〇〇様

いつも「ショップ名」をご利用いただき、誠にありがとうございます。 〇〇でございます。

この度、〇月〇日にお申し込みいただきました下記の商品につきまして、 弊社の価格設定ミスにより、誤った販売価格が表示されていたことが判明いたしました。

【対象商品】〇〇〇〇 【誤表記価格】1,000円 【正しい価格】10,000円

多大なるご期待をお寄せいただいたところ、誠に恐縮ではございますが、 本注文につきましては、弊社利用規約に基づき、一度キャンセルとさせていただきます。

楽しみにお待ちいただいていたお客様には、多大なるご迷惑をおかけしますことを、 深くお詫び申し上げます。

お支払いのお手続きにつきましては、弊社にて一括で返金処理(または決済取消)を 行わせていただきます。お客様側での操作は不要でございます。

今後はこのような事態を繰り返さぬよう、商品登録時の確認体制を一層強化して参ります。 何卒ご容赦賜りますよう、お願い申し上げます。

商品情報(スペック・カラー)誤表記の例文

サイズや色、機能などのスペックを誤って記載してしまった場合のテンプレートです。

件名:【お詫びと訂正】お届け商品に関するスペック表記の誤りについて

〇〇様

拝啓

平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社にてご購入いただきました「〇〇(商品名)」に関しまして、 商品ページ上の記載内容に一部誤りがございました。

【訂正内容】 誤:防水機能付き 正:生活防水(完全防水ではございません)

正しい情報を確認せず掲載してしまい、お客様を混乱させてしまいましたこと、 心よりお詫び申し上げます。

もし上記訂正内容により、商品の返品・返金をご希望される場合は、 誠にお手数ですが、本メールへの返信またはお電話にてお知らせください。 返品にかかる送料は弊社にて全額負担させていただきます。

この度はご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

ECで誤表記の被害を最小限にする対応策とは?

ECで誤表記の被害を最小限にする対応策とは?

お詫びメールを送るだけで対応を終わらせてはいけません。
誤表記による被害を最小限に食い止めるためには、以下の対応が必要です。

個別のフォロー

誤表記による被害を最小限に食い止めるためには、多角的なフォローアップが必要です。

顧客ステータスに応じた個別連絡の実施

全ての顧客に一斉送信メールを送るだけでなく、注文金額が高いお客様や、すでに出荷済みのお客様に対しては、個別に電話連絡を行うなどの手厚い対応を検討してください。

特に「すでに商品が手元に届いている」お客様の場合、メールだけでは気づかれない可能性が高いです。直接お話しすることで誠意が伝わり、クレームが応援の言葉に変わるケースも少なくありません。

公式サイトやSNSでの公表と周知

影響範囲が広い場合は、個別の連絡と並行して、ショップのトップページや公式SNSで「お詫びと訂正」を公表します。

公表する際は、「原因」・「対象」・「今後」の対応策をパッケージにして提示します。
「迅速に非を認める姿勢」を対外的に示すことが、ブランドの防衛につながります。

次回利用時に使えるクーポンの配布検討

キャンセルをお願いする場合など、お客様に多大な落胆を与えてしまう際には、お詫びの印として「次回購入時に使用可能なクーポン」や「ポイント」を付与することを検討しましょう。

これは単なるお客様に対する補填ではなく、「今回のミスを挽回する機会をもう一度ください」という意思表示になります。

クレジット決済の取消及び返金

誤表記発覚後の決済処理は、お客様に金銭的負担や不安を一切与えないことが最優先事項です。
キャンセルが決定した場合は、速やかにクレジットカードの決済取消や返金手続きを行いましょう。

お客様への完了のご報告

すべてのキャンセル処理や返金手続き、代替品の発送が完了したタイミングで、最終的な「完了報告」のメールを送付します。これは、手続きが完了した旨を正式に伝えるとともに、改めて不手際を謝罪し、今後の信頼回復に向けた決意を表明する重要なステップです。

ECの誤表記に関するよくある質問

ここでは、誤表記が発生した際に現場から寄せられる、具体的な対応上の悩みについて回答します。

Q1:発送後に誤表記に気づいた場合は?

A1:直ちにお客様へ連絡し、状況の説明と「返品・返金」または「差額の請求・返金」の相談を誠実に行ってください。 発送済みの場合はすでにお客様が商品を使用している可能性もあります。
まずは謝罪を優先し、本来の正しい情報と異なる点について説明した上で、返品を希望される場合には迅速に集荷手配を行うなど、お客様側の負担を最小限に抑える対応を徹底しましょう。

Q2:SNSで拡散されてしまった時の対処は?

A2:公式な見解を迅速に公式サイト等に掲示し、事実関係と現在の対応状況をオープンにしてください。 SNSでの拡散に対しては、沈黙が一番の悪手となります。現在調査中であること、判明している事実、今後の連絡方法などを公表することで、根拠のない憶測の広がりを抑えることができます。

ECの誤表記についてのまとめ

いかがでしたでしょうか。ここまでECサイトでの誤表記とお詫び対応について解説してきました。
誤表記が発覚してから、お詫び対応が完了するまでの実務的な流れを以下の表にまとめておりますので、担当者間での共有にご活用ください。

誤表記を単なる失敗で終わらせず、顧客対応の質を向上させる機会と捉え、誠実なショップ運営を継続していきましょう。

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