Amazonの定期おトク便の設定やメリット、料金について解説
amazon
Amazonには定期便という設定があります。
利用者には安くかつ毎回商品を購入しなくてもいいという便利な機能で、出品者にとっても、購入者をリピーターにつなげやすいという非常に便利な機能です。
出品者は商材によっては、必ず利用すべきシステムです。ぜひこの記事で定期便について知っていってください。
Contents
Amazon定期おトク便とは
Amazon定期おトク便とは、欲しい商品を自動的に定期配送される設定できるサービスです。
Amazonプライム会員に限らず、全てのユーザーが送料無料で利用でき、配送ペースや数量を自由に選択できます。
申し込み後の変更・キャンセルも可能なので、商品がいらなくなった場合などを気にせず、柔軟に利用することができます。
また、通常価格から自動で割引(通常5-10%)され、同一お届け先&同日に3商品以上申し込みすることで、「おまとめ割引」が追加で適用されるなど、さらにお得に購入することができます。
Amazon定期おトク便を設定することによる表示のメリット
Amazon定期おトク便は定期的に販売できること以外にもメリットがあります。
以下で説明していきます。
商品ページでの見え方
商品を購入する時に、購入者が「定期おトク便」か「通常の注文」かを選択できるようになります。
Amazon定期おトク便設定商品ページ例:
スポンサーディスプレイ広告設定時の見え方
Amazon定期おトク便を設定しているASINをスポンサーディスプレイ広告に設定することで、掲載枠の左上に○%OFFというオレンジ色のタグが付き、広告露出をかけた際の訴求力が高まります。
表示例:
検索結果画面での見え方
「定期おトク便の割引適用で¥○○○○」がテキストで追加表示されます。
テキスト表示によるたった1行ではありますが、定期おトク便を利用しているユーザーへの訴求効果に期待できることや、スマホ画面上など画面サイズが限られている中で商品が並んだ時には、検索結果画面内における占有率が少し高くなりますので、商品ページのクリックを促す効果にも期待できるでしょう。
表示例:
Amazon定期おトク便の登録条件
Amazon定期おトク便に参加するには、出品アカウントの基準と商品の参加条件があります。
FBA出荷であること
Amazon定期おトク便を出品者として利用するために欠かせない条件として、FBA(Fulfillment by Amazon)の利用が必須となります。
FBAとはAmazonの配送サービスを使って販売をする仕組みで、わかりやすく言えばAmazonが配送の代行をしてくれるサービスです。
FBAアカウントのパフォーマンスが良好な状態であること
次の条件として、FBAアカウントのパフォーマンスが良好な状態でなければならないとされています。
Amazonは、以下に基づいて商品の参加資格を判断しています。
- 出荷履歴と在庫ありの割合
- 販売実績
- 平均販売価格
商品が対象のカテゴリーであること
最後の条件は、販売商品が対象カテゴリーであることです。
対象商品カテゴリーは多くあり、条件クリアしているかどうかはAmazonが自動で判別してくれます。
上記の条件をクリアすることで、定期おトク便に登録可能となります。
詳細はAmazon公式ページに記載がありますので、そちらもあわせてご覧ください。
参考:https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/external/G201620110
Amazon定期おトク便設定方法
Amazonの定期おトク便の登録条件
2021年10月からの新仕様ではAmazon「定期おトク便」の対象商品は0%の基本割引で初期設定として、自動的に登録されるようになりました。
購入者が1回の配送で3点以上の商品を受け取る「おまとめ配送」に対しては、Amazon側が追加分の5%の割引を提供する、とされています。
参考:https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/external/G201620110
注: 2021年10月21日より、補充可能な対象商品は、0%の基本割引とAmazonによる5%のおまとめ割引を伴って自動的に登録されます。この変更による出品者の費用負担はありません。また、追加可能な商品をAmazon定期おトク便に手動で登録する必要もなくなります。自動登録の利用を希望しない場合は、商品管理ページで自動登録を解除をクリックすることで、いつでも解除できます。
Amazon定期おトク便料金体系
今までは「Amazon定期おトク便」の割引率はAmazon側の判断により、自動的に設定されてきましたが、2021年10月21日からの新仕様では商品毎(ASIN毎)に5%または10%の割引率を出品者側で任意で提供できるようになります。
以下の基本割引および料金体系は、2021年10月14日以降に購入者が登録したすべてのAmazon定期おトク便商品に適用されます。1回の配送で受け取る定期購入商品が3点以上の場合、購入者には基本割引に加え、おまとめ割引が適用されます。
出品者による割引:0%
同一お届け日の商品が2点以下の場合、購入者には割引が適用されません。同一お届け日の商品が3点以上の場合、購入者には5%の割引(Amazonが提供)が適用されます。
出品者による割引:5%
同一お届け日の商品が2点以下の場合、購入者には5%の割引が適用されます。同一お届け日の商品が3点以上の場合、購入者には5%の割引(出品者が提供)に加え、さらに5%の割引(Amazonが提供)が適用されるため、10%の割引を受けることができます。
出品者による割引:10%
同一お届け日の商品が2点以下の場合、購入者には10%の割引が適用されます。同一お届け日の商品が3点以上の場合、購入者には10%の割引(出品者が提供)に加え、さらに5%の割引(Amazonが提供)が適用されるため、15%の割引を受けることができます。
参考:https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/external/G201620110
まとめ
ここまでamazon定期おトク便について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
冒頭でお伝えした通り、ユーザーとしても非常に便利、かつECで重要となるリピーター対策に重要な機能だということが伝わりましたでしょうか?
ぜひ一度活用してみてください。