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【2026年最新】楽天市場のソーシャルギフトとは? 仕組み・使い方・店舗の導入メリットを徹底解説

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【2026年最新】楽天市場のソーシャルギフトとは? 仕組み・使い方・店舗の導入メリットを徹底解説

この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)が楽天市場のソーシャルギフトについて解説します。

「プレゼントを贈りたいけど、相手の住所がわからない……」そんな悩みを解決するのが、楽天市場のソーシャルギフト機能です。
2026年4月7日に本格サービスインしたこの新機能は、LINEやSNSのDM、メールで専用URLを送るだけでギフトが届く画期的な仕組みとなっており、商品登録機能は2026年1月26日に先行リリースされております。出店店舗にとっても、新規顧客獲得や売上拡大の強力なチャネルとして注目されています。

この記事では、楽天市場のソーシャルギフトの仕組みから具体的な活用法、導入条件、注意点まで、出店者・購入者の双方の視点でわかりやすく解説します。

米沢 洋平
Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

慶応義塾大学を卒業後、楽天グループ株式会社に入社。ECコンサルタントとして、ショップオブザイヤー受賞店舗を含むのべ700店舗以上を支援。その後、小売業を中心に経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、EC戦略策定・実行支援など)し、株式会社Proteinum(プロテーナム)を創業。
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。

Contents

楽天市場のソーシャルギフトとは

楽天市場のソーシャルギフトとは

ソーシャルギフトとは、オンラインで購入した商品の「受取用URL」をメールやSNSで相手に送り、受取人が自分で配送先を入力して受け取る贈答形式のことです。「eギフト」「デジタルギフト」とも呼ばれます。

従来のギフトでは、贈り手が相手の住所・氏名・電話番号をあらかじめ確認しておく必要がありました。しかしソーシャルギフトでは、購入者は決済後に発行されるURLを相手にシェアするだけ。受取人側が住所を入力するため、個人情報を教え合う必要がなく、思い立った瞬間にプレゼントを贈ることができます。

ソーシャルギフト市場の急成長

矢野経済研究所の調査によると、国内のソーシャルギフト市場は急速に拡大しています。2025年の市場規模は前年比約103%の11兆5,650億円の見込みです。国内ギフト市場全体のなかでもeギフトの存在感は年々高まっており、特に20〜30代の若年層を中心に利用が広がっています。

AmazonのeギフトやLINEギフトが先行するなか、楽天市場が2026年に公式機能として参入したことで、ソーシャルギフト市場の競争はさらに本格化しています。

「矢野経済研究所 ギフト市場に関する調査を実施(2025年)」

楽天市場ソーシャルギフトの仕組み

楽天市場ソーシャルギフトの仕組み

楽天市場のソーシャルギフトは、以下のような流れで利用します。

  • 購入者の手順
  • 受取人の手順
  • 従来のギフトとの違い

購入者の手順

  1. 楽天市場でソーシャルギフト対応商品を選び、「ギフトで贈る」を選択して購入する
  2. 決済完了後、受取用の専用URLが発行される
  3. 専用URLをLINEやメール、SNSのDMなどで相手に送る

楽天サーチや商品ページには「ソーシャルギフト可」ラベルが表示されるため、対応商品を見つけやすくなっています。また、購入後に購入履歴から「ギフト受け取り用リンク」をコピーすることも可能です。

受取人の手順

  1. 届いたURLを開き、ギフト内容を確認する
  2. 「ギフトを受け取る」ボタンを押し、配送先の住所・電話番号を入力する
  3. 入力した電話番号に確認用のショートメッセージが届き、認証を完了すると配送手続きが開始される

受取人には受取用URLの受信から3日・7日・14日のいずれかの期限が設けられており、この受取期限は店舗側が設定します。期限を過ぎると注文は自動的にキャンセルされます。

買い物かごでの購入時には、送付先情報の入力が不要となる点も、ソーシャルギフトの大きな特徴です。

従来のギフトとの違い

項目従来のギフト注文ソーシャルギフト
相手の住所購入者が事前に把握する必要あり受取人が自分で入力
個人情報のやり取り必要不要
贈るまでの手間住所確認→購入→配送購入→URL送信のみ
駆け込みギフト対応配送リードタイムの制約ありイベント当日でもURL送信可能

楽天市場ソーシャルギフトが注目される5つの理由

楽天市場ソーシャルギフトが注目される5つの理由

いま、楽天市場におけるソーシャルギフトが注目されている理由は、主に5点ございます。
以下にて詳しく解説します。

  • 住所を知らない相手にもすぐに贈れる
  • ギフトシーズンの駆け込み需要を取り込める
  • SNSとの親和性が高く拡散力がある
  • 新規顧客の獲得チャネルになる
  • 通年のカジュアルギフト需要を拾える

住所を知らない相手にもすぐに贈れる

SNSやオンラインゲームでつながっている友人、職場の同僚、推し活仲間など、住所を知らないけれど感謝や祝福の気持ちを伝えたい相手は少なくありません。ソーシャルギフトは、こうした「贈りたいのに贈れなかった」という心理的なハードルを取り除きます。

ギフトシーズンの駆け込み需要を取り込める

母の日や誕生日などのイベント直前でも、URLを送るだけでギフトが成立します。配送リードタイムを気にせず「今すぐ贈れるギフト」として訴求でき、販売機会のロスを減らすことが可能です。

SNSとの親和性が高く拡散力がある

ソーシャルギフトはSNS経由でURLをシェアする仕組みのため、自然な形でブランド認知を広げることができます。ギフトを受け取った人がSNS上でシェアしたり、購入者がレビューを投稿したりすることで、UGC(ユーザー生成コンテンツ)が発生しやすい特性があります。

新規顧客の獲得チャネルになる

ギフトの受取人は楽天市場の既存ユーザーとは限りません。つまり、受取ページがその店舗との「最初の接点」になるケースが十分にあり得ます。受取体験を通じてブランドや商品の魅力を伝えることができれば、受取人がそのままリピーターに転換する可能性もあります。

通年のカジュアルギフト需要を拾える

従来のギフトは母の日やお歳暮など季節イベントに集中していましたが、ソーシャルギフトは「ちょっとしたお礼」「推し活のプレゼント」「送別の気持ち」など、日常的に発生する小さな贈り物のニーズに対応できます。ギフト需要の”通年化”を実現する強力な販売チャネルです。

楽天市場ソーシャルギフトに向いている商品カテゴリ

楽天市場ソーシャルギフトに向いている商品カテゴリ

ソーシャルギフトは、購入者が住所を知らない相手にも贈れる仕組みであるため、「購入時点で商品仕様が確定しやすい商品」との相性が良好です。具体的には以下のようなカテゴリが特に適しています。

  • 食品・スイーツ
  • コスメ・ビューティー
  • 雑貨・日用品
  • ファッション小物

食品・スイーツ

焼き菓子、チョコレート、お茶、コーヒーのギフトセットなど。単価3,000円前後の「ちょっとしたお礼」にぴったりのアイテムがとりわけ人気です。

コスメ・ビューティー

ハンドクリーム、入浴剤、リップバームなど、サイズ選びが不要で誰にでも喜ばれるアイテム。ブランドの世界観を伝えやすいカテゴリでもあります。

雑貨・日用品

タオル、キャンドル、アロマグッズなど、実用性が高く好みが分かれにくいアイテム。ギフトラッピング対応であればさらに訴求力が上がります。

ファッション小物

サイズ選びが不要なアクセサリーやストール、帽子などのフリーサイズ商品が適しています。

向いていない商品の工夫

サイズ選択が必要なアパレルや、カスタマイズ性の高い商品は本来ソーシャルギフトには不向きですが、以下のような工夫で対応範囲を広げることも可能です。

  • フリーサイズの小物やアクセサリーに絞ってラインナップする
  • カラーバリエーションを限定したギフトセットを用意する
  • オプションを省き、即日出荷に対応できる定番商品を整備する

楽天市場ソーシャルギフトの導入条件

楽天市場ソーシャルギフトの導入条件

楽天市場でソーシャルギフトに対応するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。

ソーシャルギフトの導入条件

  • 対象商品の全SKUで送料が無料になっていること
  • 予約商品・定期購入商品・頒布会商品でないこと(ただし定期購入商品は設定可能ですが、注文時に「ソーシャルギフト」と「定期購入」の併用はできません)
  • 楽天が指定する除外ジャンル(ふるさと納税・役務・ギフトコードなど)に該当しないこと
  • 商品代金が100万円を超えないこと
  • 海外発送の設定がないこと
  • 配送を伴わない商品(デジタルコンテンツなど)でないこと

特に「全SKUの送料無料」という条件はハードルになりやすいポイントです。送料別で販売している商品については、ソーシャルギフト用に送料込みの価格設定をしたSKUを別途登録するなどの対応が必要になるケースがあります。

楽天市場ソーシャルギフトの設定手順

楽天市場ソーシャルギフトの設定手順

ソーシャルギフト機能は、RMSから設定します。2026年4月7日からの運用開始に先立ち、申込が可能となっています。

RMSでの設定手順

RMSのみで運用する場合の手順

  1. RMSの「販売・価格」タブにアクセスします
  2. 対象商品を編集し、ソーシャルギフト設定をONにします
  3. 受取期限(3日・7日・14日から選択)を設定します
  4. 設定を保存すると、楽天サーチなどへの反映が開始されます

CSVでの一括編集対応

  • normal-item.csv(通常商品用)で一括設定が可能です
  • 複数商品の一括編集により、設定作業を効率化できます

サードパーティツール・自社開発システムを利用する場合

  • 利用しているツールがソーシャルギフト対応済みかを事前に確認します
  • ベンダーの指定する手順に従い、ツール側で設定を行います
  • ツール側の操作後、RMSでも対応設定が必要な場合があります

設定自体はシンプルですが、楽天サーチなど外部への反映には最大24時間ほどかかる場合があるため、余裕をもったスケジュールで設定を進めるとよいでしょう。

楽天市場ソーシャルギフトの受注管理・注文処理フローについて

楽天市場ソーシャルギフトの受注管理・注文処理フローについて

ソーシャルギフト注文を受けた際、店舗側が対応する注文処理は以下の9ステップで進行します。このフローを理解することで、スムーズな受注対応と顧客満足度の向上につながります。

注文処理の9つのステップ

1. 注文情報取得

  • 注文が入った時点では、送付先に「入力待ち」と表示されます
  • CSVやAPI経由で注文情報を取得する際は、ダミーデータが出力されます

2. 受取情報入力

  • 受取人が受取用URLから配送先情報を入力します
  • 設定した受取期限(3日・7日・14日)を過ぎると、翌日に楽天が自動キャンセルを実行します

3. サンクスメール送信

  • 注文者に対して確認メールが自動送信されます
  • 外部システムからメール送信する場合は、注文者宛に送信し、受取人情報は含めないようにします

4. 決済手続き

  • ソーシャルギフトではクレジットカード限定の決済となります(楽天ポイントおよび楽天キャッシュの利用は可)
  • オーソリ(与信審査)がNGの場合、7日以内に決済方法の変更がなければ、8日目にシステムが自動キャンセルを実行します

5. 不正検知

  • 受取情報の入力後に、楽天の不正検知システムが作動します
  • 不正と判断された場合は、その時点で注文がキャンセルされます

6. 最新注文情報取得

  • RMS(楽天の店舗管理システム)では注文情報が自動的に反映されます
  • 外部システムを利用している場合は、手動で最新情報を取得する必要があります

7. ギフト発送

  • 商品を発送する際、送り状には注文者情報を出力せず、受取人情報を記載します

8. 発送完了メール送信

  • 注文者と受取人に対して異なる情報を含めて送信します
  • 注文者宛には受取人の個人情報は含めず、受取人宛には注文に関する情報は含めません

9. フォローメール送信

  • 注文者宛にのみフォローメールを送信します
  • 受取人の個人情報や注文詳細は含めないよう注意します

楽天ソーシャルギフトで売上を伸ばすための活用方法

楽天ソーシャルギフトで売上を伸ばすための活用方法

楽天市場でソーシャルギフトで売上を伸ばすための活用方法は、以下6点が挙げられます。

  • 楽天イベントとの連携
  • ギフトシーズンに合わせた訴求
  • 商品ページの最適化
  • レビュー施策との組み合わせ
  • 同梱物・ラッピングへのこだわり
  • R-Karteでのデータ分析

楽天イベントとの連携

スーパーSALEやお買い物マラソンなどの楽天イベントとソーシャルギフトを連動させることで、より高い販促効果が期待できます。イベント期間中に「ギフト対象商品ポイント○倍」といったキャンペーンを展開すれば、ギフト目的の購入を促進できるでしょう。

ギフトシーズンに合わせた訴求

母の日・父の日・クリスマス・バレンタインなどのシーズンには、ソーシャルギフト対応商品の訴求を強化しましょう。「住所がわからなくても今すぐ贈れる」というメッセージは、特に締め切り直前の購入を後押しする強力なフックになります。

商品ページの最適化

商品ページに「住所がわからなくても贈れる」「LINEで気軽にギフトが送れる」といった導線を設置することで、ギフト訴求を年間通じて行うことが可能です。ソーシャルギフト対応の表示が目立つよう、バナーや説明文を工夫しましょう。

レビュー施策との組み合わせ

「ギフトを贈ってレビュー投稿でポイント獲得」「受け取った人が再購入すると割引」など、楽天のレビュー文化を活かした「ギフトレビューキャンペーン」は、導入初期の販促施策として効果的です。

同梱物・ラッピングへのこだわり

ソーシャルギフトでは受取人の”開封体験”がブランドの第一印象を決めます。熨斗(のし)やメッセージカードの選択肢を増やしたり、ラッピングのクオリティを高めたりすることで、受取人の満足度向上とリピート購入につなげましょう。

R-Karteでのデータ分析

楽天の店舗カルテ(R-Karte)の「売上」セクションでは、ソーシャルギフト経由の売上を絞り込み表示できるようになりました。また、店舗データCSVにはソーシャルギフト売上額およびソーシャルギフト売上件数が追加項目として追加されています。これにより、ソーシャルギフト経由の売上を可視化し、施策の効果測定や改善に活用することが可能です。

楽天市場ソーシャルギフトに関するよくある質問

Q1:受取人が期限内に住所入力をしなかった場合はどうなりますか?

A1:設定された受取期限(3日・7日・14日)を過ぎると、注文は自動的にキャンセルされます。 受取人が期限内に配送先情報を入力しなかった場合、期限切れの翌日にシステムによって自動でキャンセル処理が行われます。この際、注文者にはキャンセル通知が届き、決済も実行されません。

Q2:注文時にポイントやクーポンを利用することは可能ですか?

A2:はい、通常の注文と同様に楽天ポイントや楽天キャッシュ、各種クーポンを利用いただけます。 ソーシャルギフトの決済方法はクレジットカードに限定されていますが、ポイント利用やキャッシュ利用は併用可能です。また、店舗が発行しているクーポンも、利用条件を満たしていれば適用されます。
購入者は「自分へのご褒美」ではなく「誰かへのプレゼント」として利用するため、ポイントアップキャンペーン時などの需要が非常に高まる傾向にあります。

ソーシャルギフトについてのまとめ

楽天市場のソーシャルギフト機能は、「住所を知らない相手にも贈れる」という消費者のニーズと、「新規顧客を獲得したい」という出店者のニーズの双方に応える仕組みです。

ソーシャルギフト市場は年間6,000億円を超える規模に成長しており、今後もカジュアルギフト需要の拡大とともに伸びていくことが予想されます。楽天の公式機能として統合されたことで、店舗ごとに異なっていたUI/UXが統一され、ユーザーにとっても店舗にとっても使いやすい環境が整いました。

まだ導入していない出店者の方は、まずは以下のステップから始めてみてはいかがでしょうか。

  1. 自店舗の商品のうち、ソーシャルギフトに適した商品をリストアップする
  2. 全SKUの送料設定を確認し、送料無料の条件を整える
  3. RMSからソーシャルギフト機能を有効化し、対象商品を設定する
  4. 商品ページやSNSで「住所不要で贈れるギフト」として訴求する

ソーシャルギフトを上手に活用して、新しいギフト市場の成長を自店舗の売上アップにつなげていきましょう。