【完全版】楽天スーパーセール準備ガイド|機会損失を防ぎ、売上を最大化する施策
楽天市場
この記事は、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)が楽天スーパーセールの準備について解説します。
楽天スーパーセールに向けて、どのような準備をいつから始めれば売上が最大化するのか、お悩みではないでしょうか?
楽天スーパーセールは楽天市場において最大級のイベントであり、適切な準備の有無が店舗の四半期売上を大きく左右します。競合他社が強力な販促を仕掛ける中で自社が埋もれないためには、単なる値引きだけでなく、検索対策(SEO)や広告運用、顧客動線までを網羅した戦略的な準備が不可欠です。
本記事では、開催1.5ヶ月前を起点とした具体的なスケジュールと、売上を最大化するための必須施策について、弊社のコンサルティング実績に基づいた知見を余すことなくお伝えします。
Contents
【この記事の対象者】
- 楽天スーパーセールで過去最高の売上を目指したい店舗責任者
- 準備不足による機会損失を防ぎ、効率的に運用したいEC担当者
- 競合店に負けない具体的な販促・広告戦略を知りたい方
【この記事を読んでわかること】
- 楽天スーパーセール準備の全体像と成功に導くロードマップ
- RPP広告やクーポン活用など、売上に直結する具体的な施策内容
- 繁忙期を乗り切るための在庫管理とオペレーション体制の構築法
[writer_yonezawa]
楽天スーパーセールの準備とは?

楽天スーパーセールにおける準備とは、楽天市場内でアクセスが爆発的に増加する期間に合わせ、「集客」「転換」「客単価」の3つの要素を最大化するための施策を事前に設計・実行することを指します。
アクセス数を最大化する施策の準備
セール期間中は通常時よりも検索ボリュームが急増します。そのため、検索結果で上位表示させるためのRPP広告の予算引き上げやキーワードの選定、さらにはスーパーセールサーチ(半額・割引申請)への対応など、事前に販促費用をどこに集中させるかを決めましょう。
転換率を最大化する施策の準備
楽天スーパーセールは、楽天市場がTVCMやその他広告媒体で大々的に告知することで、お得な商品や買い回りを目的としたユーザーが集中するため、売上が非常に大きくあがるチャンスです。店舗へのアクセス数が非常に大きく増えるため、転換率を引き上げられるよう、セール施策を実施していく必要があります。値引き、クーポン、ポイント設定などをどの商品に対し、いつ実施するのか、検討します。
出荷体制とカスタマーサポートの体制を整える
売上が急伸する一方で、出荷遅延や顧客対応の漏れは店舗レビューの悪化を招き、信頼を損なうリスクがあります。そのため、セール開始前に出荷体制の整備や商品在庫の確保といったバックヤード側の準備を行うことが重要です。過去に過受注でどうにもならなくなってしまった店舗などもございますので、注意しましょう。
楽天スーパーセールで準備すべき内容とは?

楽天スーパーセールでの成功を確実なものにするためには、場当たり的な対応ではなく、逆算したスケジュール管理が重要です。弊社では、楽天市場広告の販売や無料の目玉枠エントリーが始まる開催の1.5ヶ月前をスタート地点として以下の手順を推奨しています。
- 開催1.5ヶ月前から出稿する広告やセール内容の検討を行う
- 開催1ヶ月前までにスーパーSALEサーチへの申請を検討する
- 開催2週間前までに制作物を作成する
- 開催直前の広告入稿や設置バナー、セール設定の確認を行う
1.開催1.5ヶ月前から出稿する広告やセール内容の検討を行う
スーパーセールで出稿できる楽天市場広告の販売が1.5カ月前ぐらいから始まります。市場広告を使っている店舗様は少ないかもしれませんが、万全を期すためには、1.5カ月ぐらい前から準備を行うのがおすすめです。また、スーパーSALEサーチに申請する場合は、セール内容の調整を事前に行っておく必要があるため、このタイミングでどの広告を使い、どの商品をどう割り引くのかを検討しておく必要があります。
【実施施策例】
- 半額以下セール商品: 圧倒的な集客力を持ち、イベントの目玉となる
- 10%以上割引商品: スーパーセールサーチ経由の流入経路を確保する
- ポイント変倍商品: 割引が難しいブランド品などの転換率を底上げする
2.開催1ヶ月前までにスーパーSALEサーチへの申請を検討する
スーパーSALEサーチは通常スーパーSALEの3週間前ぐらいから申請が始まるため、余裕をもって1か月前には申請するかどうか決定しておきたいところです。スーパーSALEサーチに申請するとスーパーSALE前の1週間程度はコピーページで販売しなければならない期間が発生することも踏まえつつ、申請するかどうか検討しましょう。
3.開催2週間前までに制作物を完了する
セール直前は細かい設定確認などに時間が取られるため、クリエイティブ制作は2週間前までに完了させたいところです。セール内容を分かりやすく訴求できるよう、バナーやLP、サムネイルの準備を行いましょう。
【実施施策例】
- バナー: セール開催告知、クーポン配布、ポイントアップ内容
- LP: イベント特設ページ(セール対象商品の一覧、回遊導線)
- サムネイル: 検索結果でクリックを誘発する「目玉価格」や「ポイント倍率」の明記
4.開催直前の広告入稿や設置バナー、セール設定の確認を行う
開催1週間前から数日前までは、最終的なシステム設定を行います。RPP広告のキーワード入札単価の調整や、イベント期間中の予算上限設定を反映させます。予定しているセール内容が間違いなく設定できているのか最終確認を行いましょう。
楽天スーパーセールで実施したい売上UP施策15選

タスク漏れがないように事前に設計をしたうえで、実施したい具体的な施策を紹介します。
- RPP広告の運用強化
- 楽天スーパーSALEサーチへの申請
- TDA広告の配信強化
- 各種広告出稿の設定
- サムネイルへのセール内容設定
- 商品名へのセール内容設定
- 商品ページへのバナー設定
- メルマガ配信設定
- LINEの配信設定
- 楽天スーパーSALE特設ページの制作
- イベント特別値引き
- クーポン設定
- ポイント設定
- 店舗内回遊バナーの設定
- 組み合わせ商品の設定
RPP広告の運用を強化する
RPP広告(検索連動型広告)は、セール期間中の集客の柱となります。通常時よりも競合の入札が激化するため、入札単価を20〜30%引き上げ、露出を維持することが重要です。楽天スーパーセール期間中はキーワードによっては1時間に1回は検索結果上位に表示させるために必要なCPCが変わるといわれています。定期的に確認することで、流入を確保できるようにしましょう。
場合によっては自動でCPCを調整してくれるツールを導入するのもおすすめです。
楽天スーパーSALEサーチへ申請する
「楽天スーパーSALEサーチ」は、ユーザーがセール商品を絞り込んで検索する際の主な導線です。「半額以下」または「10%以上OFF」の割引設定を行い、RMSから事前申請を完了させる必要があります。申請には厳格なスケジュールがあるため、開催の約3週間前までには対象商品の選定と価格設定を行った上で申請をする必要があります。詳細な内容が知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
TDA広告の配信を強化する
TDA(ターゲティングディスプレイ広告)は、特定の属性や閲覧履歴を持つユーザーに対して、トップページや検索結果などでバナーを表示する広告です。セール開始前の「お気に入り登録」を促す事前告知や、セール期間中にリターゲティング配信を強化することで、顧客を効率的に店舗へ呼び込むことが可能になります。最近では、検索キーワードターゲティングという機能が実装され、より購入意欲が高いユーザーへの表示ができるようになっています。
各種広告の出稿設定を完了する
RPPやTDA以外にも、クーポンアドバンス広告やニュース広告など、自社のフェーズに合わせた広告出稿を漏れなく設定します。特に「0と5のつく日」に予算上限を集中させるなど、日毎の予算配分を調整しておくことが、広告費用対効果(ROAS)を最大化させるポイントです。予算に余裕がある店舗様はできるだけ露出を拡大するとよいでしょう。
サムネイルでのセール内容訴求
検索結果一覧ページでのクリック率(CTR)を左右するのがサムネイル画像です。「半額」「ポイント20倍」「限定クーポンあり」といったセール情報を、画像の左上に大きく明記するといった加工を行います。ただし、楽天の画像ガイドライン(テキスト占有率20%以内など)を遵守しつつ、視認性を高める工夫が求められます。
【画像例】

商品名へのセール内容設定
検索結果からの流入を増やすため、商品名の冒頭にセール情報を追記します。「【楽天スーパーセール対象】」や「【半額】」といったキーワードを商品名の先頭に入れることで、ユーザーの目に留まりやすくします。イベント期間中のクリック率・転換率向上に寄与します。
【商品名例】

商品ページへのバナー設定

流入したユーザーを確実に購入へ繋げるため、商品ページ内の目立つ箇所にバナーを設置します。「現在開催中のセールバナー」や「獲得可能なクーポンバナー」を表示させることで、ユーザーの購買意欲を刺激します。スマートフォン版ではフローティングバナー(画面下部に追従するバナー)を活用し、常にクーポン取得を促すのも効果的です。
メルマガを配信する
既存顧客に対してセール情報を伝えられるのがメルマガです。「0と5のつく日」「セール前日の事前告知」「開始直後の速報」「終了間際のラストスパート告知」には配信を予約することが推奨です。売上を高める場合は全配信がおすすめですが、セグメント配信を活用し、過去の購入者に合わせたおすすめ商品を提案することで、開封率と転換率を高めることも可能です。
LINEを配信する
メルマガよりも即時性が高いLINE公式アカウントの配信は、セールの初動に大きな影響を与えます。リッチメッセージを活用し、視覚的に訴求力の高い画像を配信することが重要です。特に「クーポン配布開始」や「タイムセール開始」のタイミングに合わせた配信設定を行うことで、短時間での爆発的な売上を作ることができます。メルマガ同様、「0と5のつく日」「セール前日の事前告知」「開始直後の速報」「終了間際のラストスパート告知」には配信を予約することが推奨です。
楽天スーパーSALE特設ページの制作
店舗内のセール商品を一堂に会した「特設ページ(イベントページ)」を制作します。「半額商品一覧」「1,000円ポッキリ商品」「タイムセールスケジュール」など、ユーザーが買い回りしやすいカテゴリ分けを行うことがポイントです。このページを起点に店舗内を回遊させることで、ついで買いを促進し、客単価を向上させます。
イベント特別値引き
最も売上アップの効果が高い施策です。全品対象の割引や、特定の目玉商品に対する大幅値引きを設定することで、競合店との差別化を図ります。割引金額の目安としては、通常10%OFF程度です。20%OFFだとかなりインパクトが大きく売上アップの効果も高まります。この際、二重価格表示のルール(直近2週間の販売実績など)に抵触しないよう、規約を守った価格設定を行うことが不可欠です。
クーポン設定
「開始2時間限定の50%OFFクーポン」や「複数購入で使えるおまとめクーポン」など、複数のクーポンを用意することが効果的です。また、新規限定といったセグメントをかけることができるため、目的に合わせた設定の自由度が高いのが特徴です。またクーポンを設定していると検索結果一覧にクーポンが表示されるため、クリック率の上昇にも期待できます。

ポイント設定
割引と並んで強力な販促となるのが「ポイント変倍」です。「店舗内全品ポイント10倍」や、特定商品のみ「ポイント20倍」といった設定を行うことで、転換率向上が狙えます。特にお買い回り(ショップ買いまわり)による楽天付与ポイントと合わさることで、ユーザーにとってのメリットが非常に大きくなります。また、値段は変わらないため、ブランドとして値下げをしたくなかったり、卸先との関係の問題で値下げができない場合に活用することができます。
店舗内回遊バナーの設定
1つの商品を見に来たユーザーを、他のセール対象商品へ誘導するための導線設計です。商品ページ下部やサイドナビに「こちらもおすすめ」「セール目玉商品はこちら」といったリンクバナーを配置することで、離脱を防ぎます。回遊性が高まることで、結果として1注文あたりの購入商品数(セット率)が向上します。
【画像例】

組み合わせ商品の設定を行う
関連性の高い商品をセットにした「組み合わせ商品(セット販売)」を設定することで回遊と客単価向上を狙います。「本体+消耗品」や「人気商品の色違いセット」などを特別価格で用意することで、客単価のアップを狙います。楽天のシステム上でセット商品として登録しておくことで、ユーザーがワンクリックでカゴに入れられる利便性を提供します。

楽天スーパーセールを迎えるにあたって知っておきたい注意点

楽天スーパーセールは売上が大きく引きあがるお祭りイベントですが、注意点があります。事前に注意点を押さえて対策しておきましょう。
- 広告費が通常時よりはるかに多くつかわれてしまい、想定外の出費が発生する
- クーポンとポイントの両方がかかっていることに気づかず、大幅な値引きをしてしまう
- 想定外に売上が上がり、在庫が不足してしまう
- 競合他社の値引幅が大きく、自社商品が売れない
広告費が通常時よりはるかに多くつかわれてしまい、想定外の出費が発生する
セール期間中は楽天市場全体のアクセス数が爆発的に増加するため、RPP広告(検索連動型広告)などのクリック課金型広告の消化スピードが通常時の数倍に達します。CPCの設定を適切に行わないと、セール初日に月間予算の大半を使い切ってしまうといった事態を招きかねません。 特に「0と5のつく日」などのポイントアップデーはクリック単価(CPC)も高騰しやすいため、予算の上限設定と、時間帯ごとの消化進捗を細かくモニタリングする体制が不可欠です。
クーポンとポイントの両方がかかっていることに気づかず、大幅な値引きをしてしまう
多くの店舗様が陥りやすいミスが、「店舗発行クーポン」と「ポイント変倍設定」の重複による二重値引きです。 例えば、10%OFFクーポンとポイント10倍(実質約9%引き)を同時に適用した場合、想定していた利益を大幅に下回り、売れば売るほど赤字になる可能性があります。準備段階で重複割引が発生する設定になっていないか、きちんとチェックしましょう。
想定外に売上が上がり、在庫が不足してしまう
在庫不足による欠品は、単なる売上の機会損失に留まらず、楽天の検索順位(SEO)への悪影響や、出荷遅延による店舗評価の低下を招きます。 開催1.5ヶ月前の段階で過去の販売データを精査し、リードタイムを考慮した余裕のある発注を行うとともに、セール期間中もリアルタイムで在庫数を調整できるように準備を整えましょう。
競合他社の値引幅が大きく、自社商品が売れない
自社が十分な値下げを行ったつもりでも、競合他社がさらに低い価格設定や、強力なポイント設定を打ち出してきた場合、全然売上が立たないこともあり得ます。 これを防ぐには、準備段階で競合店の過去のセール傾向をリサーチし、自社の値引が楽天市場で最安値となっているか、あるいは「セット販売」や「限定特典」で価格以外の付加価値を提示できているかを検討しなければなりません。セール期間中も競合の動向を注視し、機動的に販促内容を微調整することも場合によっては必要です。
楽天スーパーセールの準備に関するよくある質問
Q1:準備を始める適切な時期はいつですか?
A1:開催の約1.5ヶ月前(1ヶ月半前)から着手するのが理想的です。 楽天スーパーセールの目玉となる「スーパーセールサーチ(割引申請)」の登録締め切りが、通常開催の約2週間〜3週間前に設定されるためです。1.5ヶ月前から目標設定と商品選定を開始することで、余裕を持って申請作業やクリエイティブ制作、在庫確保の段取りを組むことが可能になります。直前の準備では、対応が間に合わないリスクもあるため、早期着手が成功の鍵となります。
Q2:RPP広告の予算目安はどの程度ですか?
A2:通常時の月間広告予算の約2倍〜3倍を、セール期間中の数日間に集中投下することをおすすめします。 楽天スーパーセール期間中は、楽天市場全体のアクセス数が通常の数倍に膨れ上がるため、広告のインプレッションも急増します。CPC設定を引き上げておくことでインプレッションの増加に合わせてくアクセス数を増やすことができますが、楽天市場の出店店舗全体でCPCが高くなるため、CPCを引き上げないとせっかくのチャンスに広告が表示されないことがあります。ROAS(広告費用対効果)の推移を注視しつつ、特に「0と5のつく日」などのポイントアップデーには、CPCをしっかりと引き上げましょう。
Q3:在庫不足を防ぐための管理方法はありますか?
A3:実在庫の物理的な棚卸しと、複数モール展開をしている場合は一元管理システムの「在庫同期」を最短に設定することです。 セール期間中は注文が数秒単位で入るため、システムの同期にタイムラグがあると、実際には在庫がないのに注文を受けてしまう「売り越し」が発生しやすくなります。事前にバッファを差し引いて出品数を設定する、あるいは注文集中時には自動で在庫を0にする設定を検討してください。また、梱包資材の在庫も忘れずに確認し、出荷作業が止まらない体制を整えることが重要です。
楽天スーパーセールの準備についてのまとめ
いかがでしたでしょうか。ここまで楽天スーパーセールの準備について解説してきました。
楽天スーパーセールは、事前の戦略設計とスケジュール管理の精度が、そのまま売上結果に直結するイベントです。今回ご紹介した1.5ヶ月前からのロードマップを参考に、着実な準備を進めてください。
楽天スーパーセールの波を確実に捉え、貴社の店舗成長を加速させるための足掛かりとして本記事をお役立ていただけますと幸いです。
「楽天スーパーセールでの売上を最大化したいが、社内リソースが足りず十分な準備ができない」 「具体的にどの商品に広告費を投じるべきか、判断基準がわからず悩んでいる」 「競合店に勝つための、自社に最適な戦略をプロに相談したい」
こんなお悩みはありませんか?
弊社では、EC事業のプロフェッショナルが貴社の店舗・サイトを分析し、売上アップのための具体的な改善ポイントをご提案する「EC無料診断」を実施しています!
毎月5社様限定とさせていただいておりますので、枠が埋まってしまう前に、まずはお気軽にご相談ください。
[toc_banner]
▼弊社のECコンサル/運営代行については以下で詳しく説明しておりますので、ぜひご覧ください▼ https://www.youtube.com/watch?v=e192q91lSGo&t=85s
詳細はお気軽にお問い合わせください!
